こんにちは、サイト管理人です
玄関は家の顔とも言える重要な空間です。
その玄関をリフォームして、おしゃれで機能的な土間空間にしたいと考える方が増えています。
しかし、実際に玄関を土間にするリフォーム費用が一体いくらかかるのか、費用相場や工事内容、利用できる補助金はあるのか、といった具体的な情報が分からず、一歩踏み出せないでいる方も多いのではないでしょうか。
また、リフォームを進める上での注意点や、マンションでも工事が可能なのか、理想の空間を実現するための素材選びなど、知っておくべきことはたくさんあります。
この記事では、そのようなお悩みを解決するために、玄関を土間にするリフォーム費用に関するあらゆる情報を徹底的に解説します。
費用を安く抑える方法から、具体的な施工事例、リフォームのメリット・デメリットまで、あなたの理想の玄関づくりをサポートする知識を詰め込みました。
◆このサイトでわかる事◆
- 玄関を土間にするリフォーム費用の具体的な相場
- リフォームの詳しい工事内容と流れ
- 玄関土間のメリットとデメリット
- 費用を賢く安く抑えるための方法
- マンションでリフォームを行う際の注意点
- リフォームに活用できる補助金制度の知識
- おしゃれな施工事例とデザインのヒント

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玄関を土間にするリフォーム費用の相場と工事内容

◆この章のポイント◆
- 広さや目的で変わる費用相場
- 知っておきたいリフォームの工事内容
- 玄関を土間にするメリット・デメリット
- 代表的な素材の種類と特徴
- 参考になるおしゃれな施工事例
広さや目的で変わる費用相場
玄関を土間にするリフォーム費用は、施工する面積の広さやリフォームの目的、そして使用する素材によって大きく変動します。
そのため、まずはご自身の希望するリフォームの規模感を把握することが、正確な費用感を掴む第一歩と言えるでしょう。
ここでは、具体的なケースを挙げながら費用相場を詳しく解説していきます。
既存の玄関の床材を張り替える場合
最もシンプルなリフォームは、現在の玄関の広さを変えずに、床の仕上げ材だけを変更するケースです。
例えば、既存のタイルやフローリングを剥がして、新たにモルタルやコンクリート、タイルなどで仕上げ直す工事がこれに当たります。
この場合の費用相場は、一般的に10万円から30万円程度が目安となります。
費用の内訳としては、既存の床材の解体・撤去費用、下地処理費用、新しい床材の材料費と施工費などが含まれます。
選ぶ素材によって価格は大きく異なり、例えばシンプルなモルタル仕上げに比べて、デザイン性の高いタイルを選ぶと材料費が高くなる傾向にあります。
玄関土間を拡張する場合
玄関に隣接する廊下や部屋の一部を取り込んで、土間スペースを広くするリフォームも人気があります。
この場合、床の張り替えに加えて、壁の解体・撤去や床の下地作り、場合によっては間取りの変更に伴う内装工事も必要になるため、費用は高くなります。
小規模な拡張であれば30万円から50万円程度、大掛かりな間取り変更を伴う場合は50万円から100万円以上かかることも珍しくありません。
特に、壁を撤去する際には、その壁が建物の構造を支える耐力壁でないかを確認する必要があり、専門家による診断が不可欠です。
費用相場をまとめた表
以下に、リフォーム内容別の費用相場を表にまとめました。
これはあくまで一般的な目安であり、実際の費用は現場の状況や業者によって異なるため、参考としてご覧ください。
リフォーム内容 | 費用相場 | 主な工事内容 |
---|---|---|
床材の張り替え(2〜3㎡程度) | 10万円~30万円 | 既存床の解体、下地調整、新規床材の施工 |
玄関土間の拡張(小規模) | 30万円~50万円 | 床材張り替えに加え、間仕切り壁の撤去、床組の変更 |
玄関土間の拡張(大規模) | 50万円~100万円以上 | 大規模な間取り変更、内装工事、収納設置など |
収納の追加・造作 | 5万円~20万円 | シューズクロークや棚の設置 |
このように、一口に玄関土間のリフォームと言っても、その目的によって費用は大きく変わります。
まずはどのような玄関にしたいのか、どこまでの工事を希望するのかを明確にすることが、予算計画を立てる上で非常に重要です。
知っておきたいリフォームの工事内容
玄関を土間にするリフォームが、具体的にどのような工程で進められるのかを事前に知っておくことは、業者との打ち合わせをスムーズにし、安心して工事を任せるために役立ちます。
工事期間はリフォームの規模によって異なりますが、単純な床材の張り替えであれば2日から4日程度、土間を拡張するような場合は1週間以上かかることもあります。
ここでは、一般的なリフォームの工事内容を順を追って詳しく解説します。
- 養生・解体工事
- 下地調整・床組工事
- 断熱・防水工事(必要な場合)
- 仕上げ工事
- 清掃・引き渡し
1. 養生・解体工事
工事の最初のステップとして、玄関周りや廊下、隣接する部屋などが汚れたり傷ついたりしないように、ビニールシートや養生テープで丁寧に保護します。
これを「養生」と呼び、リフォームの品質を左右する重要な作業です。
養生が完了したら、既存の玄関の床材(タイル、フローリングなど)や下駄箱、間仕切り壁などを解体・撤去していきます。
この際、大きな音や埃が発生するため、事前に近隣への挨拶を済ませておくとトラブルを防ぐことができます。
2. 下地調整・床組工事
床材を撤去すると、その下の「下地」が現れます。
新しい床材をきれいに施工するためには、この下地を平滑に整える作業が不可欠です。
コンクリート下地の場合は凹凸を補修し、木造の場合は根太(ねだ)と呼ばれる下地材の状態を確認し、必要であれば補強や交換を行います。
土間を拡張する場合には、この段階で新しく床を支えるための床組を施工します。
下地工事は完成後には見えなくなる部分ですが、床の耐久性や仕上がりの美しさに直結する非常に重要な工程です。
3. 断熱・防水工事(必要な場合)
特に戸建ての1階や北向きの玄関など、冬場の底冷えが懸念される場合には、下地の中に断熱材を敷き込む工事を行うことがあります。
断熱工事を行うことで、冬の寒さを和らげ、快適な玄関空間を実現できます。
また、土間は水洗いをする可能性もあるため、床下への漏水を防ぐために防水処理を施すこともあります。
これらの工事は必須ではありませんが、快適性や建物の寿命を考えると、予算に余裕があれば検討する価値があるでしょう。
4. 仕上げ工事
いよいよリフォームの最終段階、新しい床材を施工する仕上げ工事です。
選んだ素材に応じて、専門の職人が作業を行います。
- モルタル・コンクリート仕上げ:セメント、砂、水を混ぜ合わせたモルタルやコンクリートを塗り広げ、コテで平らにならしていきます。乾燥に数日間を要します。
- タイル仕上げ:下地の上にタイル用の接着剤を塗り、一枚一枚丁寧にタイルを張っていきます。最後にタイル間の隙間を埋める「目地詰め」を行います。
この仕上げ工事の精度が、玄関の見た目を大きく左右します。
5. 清掃・引き渡し
全ての工事が完了したら、施工箇所や養生をしていた場所をきれいに清掃します。
その後、依頼主と業者が一緒に現場を確認し、傷や不具合がないか最終チェックを行います。
問題がなければ、リフォームは完了となり、引き渡しとなります。
この時に、今後のメンテナンス方法などについて説明を受けるのが一般的です。
玄関を土間にするメリット・デメリット
玄関を土間にリフォームすることは、デザイン性が向上するだけでなく、多くの実用的なメリットをもたらします。
一方で、土間ならではのデメリットも存在するため、両方を正しく理解した上で計画を進めることが、後悔しないリフォームの鍵となります。
ここでは、玄関を土間にするメリットとデメリットを具体的に見ていきましょう。
土間リフォームのメリット
まず、多くの人が魅力を感じるメリットからご紹介します。
- 開放的でおしゃれな空間になる:床がひと続きになることで、視覚的な広がりが生まれ、玄関全体が開放的な印象になります。モルタルやタイルの質感は、モダンで洗練された雰囲気を演出します。
- 掃除がしやすい:土間は土足で歩くことを前提としているため、汚れに強い素材で作られています。泥や砂埃なども、ほうきで掃いたり、水で洗い流したりすることができ、手入れが非常に楽です。
- 多目的なスペースとして活用できる:土間は室内と屋外の中間的な空間として、様々な用途に活用できます。例えば、自転車やベビーカー、アウトドア用品などを気兼ねなく置くことができます。また、DIYの作業スペースや、子供の遊び場、ペットの足洗い場としても便利です。
- 収納スペースを確保しやすい:土間を広く取ることで、壁面に大きなシューズクロークや収納棚を設置しやすくなります。靴だけでなく、傘やコート、掃除用具などをまとめて収納でき、玄関周りがすっきりと片付きます。
土間リフォームのデメリット
次に、知っておくべきデメリットについても確認しましょう。
対策を講じることで、デメリットを軽減することも可能です。
- 冬場に寒さを感じやすい:コンクリートやタイルなどの素材は熱伝導率が高いため、冬は外の冷気が伝わりやすく、足元が冷えやすいという特徴があります。対策として、床下に断熱材を入れたり、床暖房を設置したりする方法があります。
- 湿度が高くなりやすい:土間は結露が発生しやすく、湿気がこもりやすい傾向があります。湿気対策として、換気扇を設置したり、調湿効果のある壁材(珪藻土や漆喰など)を採用したりすることが有効です。
- 段差の処理に注意が必要:土間とホール(廊下)の間には段差ができます。この段差が大きいと、高齢者や小さなお子様にとっては上り下りが負担になる可能性があります。段差を低く設計したり、手すりを設置したりするなどの配慮が求められます。
- リフォーム費用が高くなる可能性がある:土間を拡張したり、断熱や床暖房などの付加的な工事を行ったりすると、その分リフォーム費用は高くなります。どこまでの機能を求めるか、予算とのバランスを考えることが重要です。
これらのメリット・デメリットを総合的に判断し、ご自身のライフスタイルに合ったリフォーム計画を立てることが大切です。
代表的な素材の種類と特徴
玄関土間の印象や機能性を大きく左右するのが、床に使われる「素材」です。
それぞれの素材には、見た目の美しさだけでなく、耐久性やメンテナンス性、そして価格に違いがあります。
ここでは、玄関土間のリフォームでよく用いられる代表的な3つの素材、タイル、モルタル、コンクリートについて、その特徴を詳しく比較解説します。
タイル
タイルは、デザインの豊富さと機能性の高さから、玄関土間の素材として非常に人気があります。
色や形、質感のバリエーションが非常に多く、洋風から和風まで、あらゆるインテリアスタイルに合わせることが可能です。
耐久性が高く、傷がつきにくいのも大きなメリットです。
また、吸水率が低い磁器質タイルを選べば、水濡れや汚れにも強く、掃除がしやすいという利点もあります。
一方で、目地部分に汚れがたまりやすいというデメリットがあり、定期的な掃除が必要になります。
また、素材自体の価格や施工の手間から、モルタルなどに比べると費用は高くなる傾向があります。
モルタル
モルタルは、セメントと砂、水を練り混ぜて作られる素材で、シンプルで無機質な質感が特徴です。
職人がコテを使って仕上げるため、独特の風合いや温かみが生まれ、インダストリアルデザインや和モダンな空間によく合います。
つなぎ目がないシームレスな床面に仕上がるため、掃除がしやすいのも魅力です。
比較的安価に施工できる点もメリットと言えるでしょう。
ただし、乾燥する過程でひび割れ(クラック)が発生しやすいという性質を持っています。
このひび割れを「味」として楽しむ考え方もありますが、気になる場合はひび割れ防止の対策を施すことも可能です。
また、表面に撥水加工などをしないと、汚れが染み込みやすいという注意点もあります。
コンクリート
コンクリートは、モルタルに砂利を加えたもので、より強度が高いのが特徴です。
商業施設やガレージの床などにも使われるほど耐久性に優れています。
打ちっぱなしのクールでスタイリッシュな雰囲気が魅力で、近年では住宅のインテリアにも積極的に取り入れられています。
モルタル同様、ひび割れが発生する可能性はありますが、その武骨な表情がデザインの一部として評価されることも多いです。
費用はモルタルと大きくは変わりませんが、表面を研磨して光沢を出すなどの仕上げ方によっては、コストが上がることもあります。
素材の特徴比較表
それぞれの素材の特徴を、以下の表にまとめました。
ご自身の好みやライフスタイル、予算に合わせて最適な素材を選ぶための参考にしてください。
素材 | 特徴 | メリット | デメリット | 費用(m²単価) |
---|---|---|---|---|
タイル | デザイン豊富で機能的 | ・デザイン性が高い ・耐久性が高い ・掃除がしやすい | ・目地に汚れがたまりやすい ・費用が高め ・冬場は冷たい | 9,000円~30,000円 |
モルタル | シンプルで温かみのある質感 | ・シームレスな仕上がり ・比較的安価 ・独特の風合い | ・ひび割れしやすい ・汚れが染みやすい ・乾燥に時間がかかる | 5,000円~10,000円 |
コンクリート | クールで高い強度 | ・耐久性・強度が高い ・スタイリッシュな見た目 ・比較的安価 | ・ひび割れしやすい ・無機質で冷たい印象 ・施工がやや難しい | 6,000円~12,000円 |
素材選びは、玄関土間リフォームの満足度を大きく左右する重要なポイントです。
それぞれの特性をよく理解し、リフォーム会社と相談しながら慎重に選びましょう。
参考になるおしゃれな施工事例
具体的なイメージを膨らませるためには、実際の施工事例を見るのが一番です。
ここでは、玄関を土間にリフォームしたおしゃれな事例をいくつかご紹介します。
ご自身の理想の玄関を思い描きながら、デザインや間取りの参考にしてみてください。
事例1:リビングとつながる開放的な土間空間
玄関からリビングまでをひと続きのモルタル土間でつなげた事例です。
玄関ドアを開けると、視線が奥のリビングまで抜け、圧倒的な開放感が生まれます。
土間とリビングの間には大きなガラスの引き戸を設け、空間を仕切りながらも一体感を保てるように工夫されています。
土間部分にはお気に入りの自転車をディスプレイしたり、観葉植物を置いたりして、趣味の空間としても活用しています。
このように、土間をリビングの一部として取り込むことで、暮らしの幅が大きく広がります。
事例2:大容量のシューズクロークを備えた機能的な土間
玄関の横にウォークスルー型のシューズクロークを設けた事例です。
家族全員の靴はもちろん、ベビーカーやアウトドア用品、ゴルフバッグなどをすっきりと収納できます。
シューズクロークを通って直接室内に上がれる動線にすることで、来客用の玄関は常にきれいな状態を保つことができます。
床は汚れが目立ちにくいグレーのタイルを選び、壁には調湿効果のある有孔ボードを取り付けて、機能性とデザイン性を両立させています。
事例3:和の趣を感じる三和土(たたき)風土間
伝統的な日本家屋の「三和土(たたき)」を現代風にアレンジした事例です。
三和土とは、土や砂利に石灰や水を混ぜて塗り固めたもので、独特の風合いと素朴な美しさがあります。
この事例では、洗い出し仕上げという、砂利を表面に浮かび上がらせる技法を用いて、趣のある表情を作り出しています。
木の格子戸や間接照明と組み合わせることで、落ち着きのある上質な和の空間を演出しています。
古民家再生や和モダンなインテリアを目指す方におすすめのデザインです。
事例4:趣味を楽しむアトリエのような土間
玄関を入ってすぐのスペースを広く取り、DIYやガーデニングなどの趣味を楽しむアトリエとして活用している事例です。
床は傷や汚れに強いコンクリート仕上げとし、壁には工具を掛けて「見せる収納」ができるようになっています。
作業用のカウンターやシンクも設置し、使い勝手にもこだわりました。
土間であれば、土や木くずで汚れても気軽に掃除ができるため、趣味に没頭することができます。
玄関を単なる出入りする場所ではなく、暮らしを楽しむための空間へと変えた好例です。
これらの事例のように、玄関土間はアイデア次第で様々な表情を見せてくれます。
リフォーム会社の施工事例集を見たり、インターネットで情報を集めたりしながら、ご自身のライフスタイルに合った理想の土間空間を追求してみてください。
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玄関を土間にするリフォーム費用を計画する際のポイント
◆この章のポイント◆
- 玄関を広くする際の注意点
- マンションでのリフォームは可能か
- 費用を安く抑える方法
- 活用できる補助金制度について
- まとめ:後悔しない玄関を土間にするリフォーム費用計画を
玄関を広くする際の注意点
玄関土間をリフォームする際に、単に床材を変えるだけでなく、「もっと広くしたい」と考える方は少なくありません。
土間スペースを拡張することで、収納力を高めたり、多目的な空間として活用したりと、玄関の可能性は大きく広がります。
しかし、安易に壁を取り払って広くする計画を進めるのは危険です。
建物の安全性や法的な制約に関わる重要な注意点がいくつか存在します。
耐力壁の確認は必須
最も重要な注意点が「耐力壁」の存在です。
耐力壁とは、地震や風などの横からの力に抵抗し、建物の構造を支える役割を持つ非常に重要な壁のことです。
この耐力壁を誤って撤去してしまうと、建物の強度が著しく低下し、最悪の場合、地震などで倒壊する危険性さえあります。
どの壁が耐力壁であるかは、図面を見たり、専門家が壁の内部を調査したりしなければ正確に判断できません。
リフォームで壁を撤去したい場合は、必ずプロのリフォーム会社や建築士に相談し、構造上の問題がないかを確認してもらう必要があります。
もし撤去したい壁が耐力壁だった場合でも、別の場所に新たな耐力壁を設けたり、梁で補強したりすることで、安全性を確保しながら間取りを変更できるケースもあります。
断熱性と気密性の低下
玄関土間を広くするということは、外気に接する面積が増えることを意味します。
特に、これまで室内だった部分を土間に変える場合、床や壁の断熱性能が低いと、冬は寒く夏は暑い玄関になってしまいます。
リフォームの際には、床下や壁に断熱材を追加する、断熱性能の高い玄関ドアに交換するなど、断熱対策を併せて検討することが重要です。
また、気密性が低下してすきま風が入ってこないよう、丁寧な施工が求められます。
生活動線への影響
玄関土間を広くすることで、他のスペースが狭くなる可能性があります。
例えば、廊下が狭くなったり、リビングへの入り口の位置が変わったりと、これまでの生活動線が変化します。
新しい間取りが、日々の暮らしの中で不便を感じるものでないか、図面上でシミュレーションしてみることが大切です。
収納スペースを土間に集約した結果、他の部屋の収納が足りなくなるといったことも考えられますので、家全体のバランスを考慮して計画を進めましょう。
法的な規制の確認
建物の増築や大規模な間取り変更を伴うリフォームの場合、「建築確認申請」が必要になることがあります。
これは、計画しているリフォームが建築基準法などの法令に適合しているかを、工事の前に役所や指定確認検査機関に審査してもらう手続きです。
特に、防火地域や準防火地域に指定されているエリアでは、使用できる建材などに厳しい制限があるため注意が必要です。
法的な手続きが必要かどうかは、リフォーム会社が判断してくれますので、信頼できる業者に任せることが安心につながります。
マンションでのリフォームは可能か
「マンションに住んでいるけれど、戸建てのようなおしゃれな土間玄関に憧れる」という方も多いでしょう。
結論から言うと、マンションでも玄関を土間にするリフォームは可能です。
しかし、戸建て住宅とは異なる、マンション特有の制約や注意点を理解しておく必要があります。
管理規約の確認が最優先
マンションは、個人の所有物である「専有部分」と、住民全員の共有財産である「共用部分」に分かれています。
リフォームが可能なのは、原則として専有部分のみです。
どこまでが専有部分で、どのようなリフォームが許可されているかは、マンションの「管理規約」に定められています。
リフォームを計画する最初のステップとして、必ず管理規約を読み込み、管理組合にリフォームの計画を届け出て、承認を得る必要があります。
特に床の構造や仕上げ材に関する規定は厳しく、フローリングの遮音等級などが指定されていることが多いです。
土間リフォームに関しても、使用できる素材や工法に制限がないか、事前にしっかりと確認しましょう。
床の構造に関する制約
マンションの玄関リフォームで最も大きな制約となるのが、床の構造です。
戸建てのように、床を壊してコンクリートを打つ、といった大掛かりな工事は基本的にできません。
マンションのコンクリートスラブ(床の構造体)は共用部分にあたるため、これを削ったり壊したりすることは認められていないからです。
そのため、マンションでの土間リフォームは、既存の床の上に新たな仕上げ材を施工する方法が一般的です。
例えば、既存の床の上にモルタルを薄く塗ったり、タイルを張ったりします。
この方法だと、床の高さが数センチ上がることになるため、廊下との段差の処理や、玄関ドアの開閉に支障が出ないかを確認する必要があります。
搬入経路と工事時間
リフォームで使う資材の搬入や、解体で出た廃材の搬出は、エレベーターや廊下といった共用部分を通って行われます。
搬入経路を傷つけないように、丁寧な養生が不可欠です。
また、管理規約によって、工事を行える曜日や時間帯(例:平日の午前9時から午後5時までなど)が定められているのが一般的です。
音が出る工事については、さらに厳しい制限が設けられていることもあります。
工期が長引く可能性も考慮し、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
近隣住民への配慮として、工事前には挨拶回りをしておくと、後のトラブルを避けることにつながります。
費用を安く抑える方法
理想の玄関土間を実現したいけれど、予算はできるだけ抑えたい、というのは誰もが思うことです。
玄関を土間にするリフォーム費用は、工夫次第で賢く節約することが可能です。
ここでは、リフォーム費用を安く抑えるための具体的な方法をいくつかご紹介します。
複数の業者から相見積もりを取る
これはリフォームにおける鉄則とも言える方法です。
最初から1社に絞らず、最低でも2〜3社のリフォーム会社から見積もりを取り、内容と金額を比較検討しましょう。
「相見積もり」を取ることで、おおよその費用相場を把握できるだけでなく、各社の提案内容や担当者の対応力を比較することができます。
ただし、単に金額が安いというだけで決めるのは避けるべきです。
見積書に記載されている工事内容や使用する材料が、自分の希望と合っているか、不当に安い項目や不明瞭な点はないかなどを、詳細にチェックすることが重要です。
安さの裏には、必要な工事が省略されていたり、質の低い材料が使われたりするリスクも潜んでいます。
コストパフォーマンスの良い素材を選ぶ
床材の選択は、リフォーム費用に大きく影響します。
例えば、高価な輸入タイルや天然石ではなく、国産の標準的なタイルを選ぶ、あるいはタイル仕上げではなくモルタルやコンクリート仕上げにするといった選択で、材料費を大きく抑えることができます。
最近では、コンクリート調やモルタル調のフロアタイル(塩ビタイル)など、本物の質感を再現しつつも安価で施工しやすい素材も登場しています。
耐久性やメンテナンス性も考慮しながら、予算に合ったコストパフォーマンスの高い素材を選びましょう。
工事の範囲を限定する
リフォームの要望に優先順位をつけ、本当に必要な工事に絞ることも費用を抑えるポイントです。
例えば、「土間を広くしたい」という希望が最も重要なのであれば、床暖房の設置は見送る、「収納を増やしたい」のであれば、造作家具ではなく既製品の収納棚を設置するなど、どこかで妥協点を見つけることも時には必要です。
「あれもこれも」と要望を詰め込みすぎると、当然費用は膨らんでしまいます。
何を実現したいのかを明確にし、工事の範囲を限定することで、予算内で満足度の高いリフォームを目指せます。
自分でできることはDIYする
もしDIY(Do It Yourself)が得意であれば、一部の作業を自分で行うことで人件費を節約できます。
例えば、壁紙の張り替えや塗装、収納棚の組み立てといった作業は、比較的DIY初心者でも挑戦しやすい部分です。
ただし、床の下地作りや左官工事、電気工事といった専門的な知識や技術が必要な作業は、安全のためにもプロに任せるべきです。
どこまでをプロに任せ、どこを自分で行うのか、リフォーム会社と相談しながら決めると良いでしょう。
活用できる補助金制度について
玄関を土間にするリフォームを行う際に、国や地方自治体が実施している補助金や助成金制度を利用できる場合があります。
これらの制度をうまく活用すれば、リフォーム費用の一部が補助され、実質的な負担を軽減することが可能です。
ただし、補助金制度は種類が多く、対象となる工事の要件や申請期間、予算などがそれぞれ異なるため、事前の情報収集が不可欠です。
補助金の対象となる主なリフォーム工事
玄関の土間リフォーム単体で補助金の対象となるケースは稀ですが、他の工事と組み合わせることで対象となる可能性があります。
主に、以下のような目的を持つリフォームが補助金の対象となりやすいです。
- バリアフリー化リフォーム:高齢者や障害を持つ方が安全に暮らせるようにするための改修工事です。玄関の段差を解消したり、手すりを設置したりする工事が対象となります。介護保険制度の住宅改修費の支給もこれに含まれます。
- 省エネリフォーム(断熱改修):住宅のエネルギー効率を高めるための工事です。玄関土間のリフォームと同時に、床下に断熱材を入れたり、断熱性能の高い玄関ドアに交換したりする場合、補助金の対象となることがあります。
- 耐震リフォーム:建物の耐震性を向上させるための工事です。玄関周りの壁を耐力壁に改修するなどの工事が該当する場合があります。
これらの補助金制度は、玄関土間リフォームと直接関連がなくても、同時に行う工事で適用できる可能性があるため、リフォーム計画の初期段階で調べておく価値があります。
補助金制度の探し方
利用できる補助金制度を探すには、いくつかの方法があります。
- お住まいの市区町村のウェブサイトを確認する:地方自治体が独自に実施しているリフォーム補助金制度が最も利用しやすいです。自治体のホームページで「住宅」「リフォーム」「補助金」などのキーワードで検索してみましょう。
- リフォーム会社に相談する:リフォームの専門家である業者は、利用可能な補助金制度に詳しいことが多いです。どのような補助金があるか、申請手続きは代行してもらえるかなどを相談してみましょう。
- 国の支援制度を調べる:国土交通省や経済産業省などが主体となる、大規模な支援事業も存在します。「子育てエコホーム支援事業」などが代表的ですが、これらの事業は時限的なものが多く、常に最新の情報を確認する必要があります。
申請時の注意点
補助金を利用する際には、いくつか注意点があります。
最も重要なのは、必ず「工事の契約前・着工前」に申請を行う必要があるということです。
事後申請は認められないケースがほとんどですので、注意してください。
また、申請には見積書や工事計画書など、多くの書類が必要となります。
申請期間も限られており、予算の上限に達すると早期に締め切られることもあります。
補助金の利用を検討している場合は、早めに準備を始め、リフォーム会社と連携しながら計画的に進めることが成功の秘訣です。
まとめ:後悔しない玄関を土間にするリフォーム費用計画を
これまで、玄関を土間にするリフォーム費用に関する様々な情報を見てきました。
おしゃれで機能的な土間玄関は、日々の暮らしを豊かにしてくれる大きな魅力を持っています。
しかし、その一方で、費用や工事内容、メリット・デメリットなど、計画段階で知っておくべき多くのポイントがあることもご理解いただけたかと思います。
後悔しないリフォームを実現するためには、「なぜ土間にしたいのか」という目的を明確にし、それに合った計画を立てることが何よりも重要です。
ただ漠然と「おしゃれだから」という理由だけでなく、収納を増やしたい、趣味のスペースが欲しい、掃除を楽にしたいなど、具体的な目的を持つことで、必要な工事や素材、レイアウトが見えてきます。
そして、その計画を実現するためには、信頼できるプロの力が必要不可欠です。
リフォーム会社は、あなたの要望を形にするパートナーです。
複数の会社と話し、提案内容や担当者の人柄、そして見積もりの妥当性をしっかりと見極めましょう。
相見積もりを取ることで、ご自身の計画の適正な費用感を掴むことができます。
玄関を土間にするリフォーム費用は、決して安い買い物ではありません。
だからこそ、事前の情報収集と周到な計画が、成功の鍵を握ります。
この記事で得た知識をもとに、ご自身のライフスタイルにぴったり合った、理想の玄関土間を実現してください。
本日のまとめ
- 玄関土間リフォーム費用は工事内容で大きく変動する
- 床材の張り替えだけなら10万円から30万円が相場
- 土間を広くするリフォームは30万円以上かかることが多い
- 工事は養生、解体、下地調整、仕上げの順で進む
- 土間のメリットは開放感、掃除のしやすさ、多目的利用
- デメリットは冬の寒さと湿気対策の必要性
- 床材はタイル、モルタル、コンクリートが代表的
- タイルはデザイン豊富だが高価、モルタルは安価だがひび割れやすい
- 玄関を広くする際は耐力壁の確認が最重要
- マンションのリフォームは管理規約の確認が必須
- 費用を抑えるには相見積もりが効果的
- コストパフォーマンスの良い素材選びも重要
- バリアフリー化や省エネ改修で補助金が使える場合がある
- 補助金の申請は必ず工事着工前に行う
- 後悔しないためには目的の明確化と信頼できる業者選びが鍵

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