こんにちは、サイト管理人です
玄関のドアを引き戸から開き戸へ交換したいと考えたとき、多くの方が気になるのは、引き戸から開き戸の玄関にする費用ではないでしょうか。
現在の住まいの防犯性や断熱性を高めたい、あるいはデザインを一新して家の顔である玄関の印象を変えたいという思いから、リフォームを検討する方は少なくありません。
しかし、実際にリフォームを進めるにあたって、費用相場はどのくらいなのか、どのような工事が必要になるのか、メリットだけでなくデメリットも把握しておきたいものです。
また、費用を少しでも抑えるために補助金は利用できるのか、信頼できる業者選びのポイント、賃貸物件でも工事は可能なのか、さらにはDIYでの交換は現実的なのかといった疑問も湧いてくることでしょう。
特に人気のあるカバー工法という選択肢も含め、リフォームには様々な方法が存在します。
この記事では、そうした疑問や不安を解消し、あなたが安心して玄関ドアのリフォーム計画を立てられるよう、必要な情報を網羅的に解説していきます。
◆このサイトでわかる事◆
- 引き戸から開き戸への交換リフォームにかかる費用相場
- 具体的な工事内容とそれぞれの価格帯
- 開き戸にすることのメリットとデメリット
- 費用を抑えるための補助金活用法
- 信頼できるリフォーム業者の選び方
- 賃貸物件やDIYで交換する際の注意点
- 人気のカバー工法リフォームの詳細

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引き戸から開き戸の玄関にする費用の内訳と相場
◆この章のポイント◆
- 交換リフォームにかかる費用の相場とは
- 主な工事内容とそれぞれの価格帯
- メリットとデメリットを比較検討する
- 人気のカバー工法でのリフォーム
- DIYで交換することは可能か
交換リフォームにかかる費用の相場とは
玄関を引き戸から開き戸へ交換するリフォームを考えた際、最も気になるのが費用相場でしょう。
一般的に、このリフォームにかかる費用は、工事の方法や選ぶドアのグレードによって大きく変動しますが、おおよそ20万円から50万円程度が目安とされています。
この金額には、新しいドア本体の価格、工事費、そして既存の引き戸の撤去・処分費などが含まれています。
ドア本体の価格は、デザインや材質、機能性によって幅広く、シンプルなものであれば10万円前後から見つかりますが、断熱性能が高いものや、防犯性に優れた最新の電子錠付きのものなどを選ぶと、それだけで30万円以上になることも珍しくありません。
例えば、アルミ製のシンプルなドアは比較的安価ですが、木製や高断熱仕様のドアは価格が上がる傾向にあります。
また、採光のためのガラス部分が多いデザインや、装飾が施されたおしゃれなドアも価格に影響を与える要素です。
工事費もリフォームの総額を左右する重要なポイントになります。
既存の引き戸の枠をそのまま利用できるか、あるいは壁を壊して新たな枠を設置する必要があるかによって、工事の規模と費用は大きく変わってきます。
既存の枠を活かせる「カバー工法」と呼ばれる方法なら、工事費を抑えられ、工期も短縮できるため人気があります。
一方で、壁の解体や補修が伴う大掛かりな工事になると、その分費用も高額になるでしょう。
さらに、古いドアの撤去費用や処分費用も忘れてはならないコストです。
これらの費用は、リフォーム業者によって見積もりに含まれている場合と、別途請求される場合がありますので、事前にしっかりと確認しておくことが重要です。
最終的な費用は、複数の業者から見積もりを取り、内容を詳細に比較検討することで、ご自身の予算や希望に合った最適なプランを見つけることができます。
安さだけで選ぶのではなく、工事内容や保証、アフターサービスなども含めて総合的に判断することが、満足のいくリフォームにつながる鍵となります。
主な工事内容とそれぞれの価格帯
引き戸から開き戸への玄関リフォームは、いくつかの工事工程を経て完成します。
それぞれの工事内容と、それにかかるおおよその価格帯を理解しておくことで、業者から提示された見積もりが適正かどうかを判断する助けになるでしょう。
主な工事内容は以下の通りです。
- 既存の引き戸の撤去
- 新しいドア枠の設置
- 新しいドア本体の取り付け
- 壁や床の補修
- 廃材の処分
まず、「既存の引き戸の撤去」から始まります。
これには、ドア本体だけでなく、レールや枠も含まれます。
この作業自体の費用は、おおよそ1万円から3万円程度ですが、多くの場合、新しいドアの設置工事費と一括りで見積もられます。
次に、「新しいドア枠の設置」です。
ここが費用を大きく左右するポイントとなります。
既存の引き戸の開口部に合わせて新しい枠を設置するわけですが、壁を壊さずに既存の枠の上から新しい枠をかぶせる「カバー工法」であれば、工事費は5万円から10万円程度に抑えることが可能です。
しかし、開口部のサイズが新しいドアと合わない場合や、壁の構造上の問題で壁自体を解体・再構築する必要がある「はつり工法」になると、大工工事や左官工事、内装工事なども伴うため、工事費だけで15万円以上かかることもあります。
「新しいドア本体の取り付け」は、設置された枠にドアを吊り込み、鍵やドアクローザーなどの金物を取り付ける作業です。
これもドア設置工事費に含まれるのが一般的です。
ドア本体の価格は前述の通り、10万円から30万円以上と幅があります。
そして、壁や床の補修作業が発生することもあります。
引き戸から開き戸に変更すると、ドアの開閉スペースが変わるため、床のレールの跡を隠したり、壁の取り合い部分をきれいに仕上げたりする作業が必要になるのです。
この補修費用は、範囲や仕上げ材によって異なり、数万円から10万円以上かかることも想定しておくべきでしょう。
最後に、「廃材の処分」費用です。
撤去した古いドアや枠、工事で出たその他の廃材を処分するための費用で、5千円から2万円程度が目安です。
これらの費用を合計したものが、リフォームの総額となります。
以下に、工事方法別の価格帯を表にまとめます。
工事方法 | 工事内容 | 価格帯の目安(ドア本体価格を除く) |
---|---|---|
カバー工法 | 既存枠の上に新規枠を設置、壁工事なし | 8万円 ~ 15万円 |
はつり工法 | 壁を解体し、既存枠を撤去後に新規枠を設置 | 15万円 ~ 30万円以上 |
この表からも分かるように、どの工法を選択するかで費用は大きく変わります。
ご自宅の状況に合わせて、最適な工法を業者と相談して決めることが大切です。
メリットとデメリットを比較検討する
玄関を引き戸から開き戸へリフォームする際には、費用だけでなく、それぞれのドアタイプが持つメリットとデメリットをしっかりと比較検討することが重要です。
ライフスタイルや家族構成、玄関周りの環境などを考慮して、どちらがご自宅にとって最適かを見極めましょう。
開き戸のメリット
開き戸には、引き戸にはない多くのメリットがあります。
- 気密性・断熱性が高い
- 防犯性が高い
- デザインの選択肢が豊富
- 省スペースで設置できる
まず、最も大きなメリットは、気密性や断熱性の高さです。
開き戸はドアと枠が隙間なく密着する構造のため、外気の侵入や室内の空気の流出を防ぎやすく、冷暖房効率の向上に貢献します。
これにより、冬は暖かく、夏は涼しい快適な室内環境を保ちやすくなり、光熱費の節約にもつながるでしょう。
次に、防犯性の高さも挙げられます。
開き戸は、ピッキングに強いディンプルキーや、こじ開けを防ぐ鎌錠など、複数のロックを設置しやすい構造です。
最新のモデルでは、カードキーやスマートフォンで施解錠できる電子錠も選べるため、セキュリティを重視する方には大きな魅力と言えます。
また、デザインのバリエーションが非常に豊富な点もメリットです。
素材もアルミ、スチール、木製など様々で、色や採光用のガラスのデザインも多岐にわたるため、家の外観やインテリアのテイストに合わせて、理想の玄関を演出することができます。
さらに、開き戸はドアを引き込むためのスペースが不要なため、玄関脇の壁面が狭い場合でも設置が可能です。
開き戸のデメリット
一方で、開き戸にはいくつかのデメリットも存在します。
- 開閉のためのスペースが必要
- 車椅子やベビーカーでの出入りがしにくい
- 大きな荷物の搬入がしにくい場合がある
- 強風時にドアがあおられる危険性がある
最大のデメリットは、ドアを開閉するためのスペースが玄関の内外に必要になることです。
玄関ポーチが狭い場合や、門扉との距離が近い場合、あるいは玄関内に靴箱などの家具を置いている場合には、ドアの開閉がスムーズにできなかったり、人にぶつかってしまったりする可能性があります。
また、バリアフリーの観点から見ると、引き戸に劣る点があります。
車椅子やベビーカーを利用している場合、ドアを開けながら出入りするのは手間がかかります。
引き戸であれば、開けたままスムーズに通り抜けることができます。
大きな荷物を両手で持っている場合も同様に、出入りがしにくいと感じることがあるでしょう。
さらに、特に外開きの場合、強風時に風にあおられてドアが勢いよく開いたり、逆に強く押されて閉めにくくなったりする危険性も考慮しておく必要があります。
これらのメリットとデメリットを総合的に考え、ご家族の生活動線や将来のことも見据えて、最適なドアを選ぶことが後悔しないリフォームのポイントです。
人気のカバー工法でのリフォーム
引き戸から開き戸への玄関リフォームにおいて、現在主流となっているのが「カバー工法」です。
この工法は、多くのメリットがあるため、リフォームを検討している多くの人から選ばれています。
カバー工法とは?
カバー工法とは、既存の引き戸の枠を残したまま、その上から新しいドアの枠をかぶせて設置するリフォーム方法です。
従来の方法(はつり工法)では、古いドア枠を撤去するために壁や床を解体する必要がありましたが、カバー工法ではその必要がありません。
そのため、工事が大掛かりにならず、様々な利点が得られます。
カバー工法のメリット
カバー工法が人気を集める理由は、主に以下の3つのメリットにあります。
- 工期が短い
- 費用を抑えられる
- 住みながら工事ができる
まず、最大のメリットは工期の短さです。
壁を壊す作業がないため、現場での作業は基本的に1日で完了します。
朝から工事を始めれば、その日の夕方には新しい玄関ドアが使えるようになるため、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。
次に、費用を抑えられる点も大きな魅力です。
壁の解体や復旧に伴う大工工事、左官工事、内装工事などが不要になるため、人件費や材料費を大幅に削減できます。
はつり工法と比較して、工事費だけで10万円以上の差が出ることも珍しくありません。
引き戸から開き戸の玄関にする費用を少しでも安くしたいと考えている方にとって、カバー工法は非常に有効な選択肢となります。
そして、住みながら工事ができるという利便性も見逃せません。
工事中の騒音や粉塵の発生が少なく、工事が1日で終わるため、仮住まいを用意する必要もありません。
在宅中にリフォームが完了するのは、忙しい現代のライフスタイルにマッチしていると言えるでしょう。
カバー工法の注意点
多くのメリットがあるカバー工法ですが、いくつかの注意点も理解しておく必要があります。
最も重要なのは、開口部がわずかに狭くなるという点です。
既存の枠の内側に新しい枠を取り付けるため、どうしてもドアの幅や高さが数センチ程度小さくなります。
もともとの開口部が狭い場合や、大きな家具の搬入出を頻繁に行う家庭では、この変化が影響を及ぼす可能性がないか、事前にシミュレーションしておくことが大切です。
また、既存の枠や壁の状態によっては、カバー工法が適用できないケースもあります。
例えば、枠の歪みが激しい場合や、壁に腐食やシロアリの被害がある場合は、まずその補修工事が必要となり、カバー工法が選択できないこともあります。
そのため、リフォームを依頼する業者には、必ず現地調査をしてもらい、自宅の玄関がカバー工法に適しているかどうかを正確に判断してもらうことが不可欠です。
見積もりの際には、どの工法を前提としているのか、なぜその工法が最適なのかといった説明をしっかりと受け、納得した上で契約を進めましょう。
DIYで交換することは可能か
リフォーム費用を少しでも節約したいと考えたとき、「DIYで玄関ドアを交換できないだろうか」という考えが頭をよぎる方もいるかもしれません。
結論から言うと、引き戸から開き戸への玄関ドア交換をDIYで行うことは、専門的な知識と技術、そして適切な工具がない限り、非常に困難であり、おすすめできません。
DIYが推奨されない理由
玄関ドアの交換がDIYに向かない理由は、主に以下の点にあります。
- 専門的な技術と知識が必要
- 重量物の取り扱いに危険が伴う
- 施工不良によるリスクが高い
- 専用の工具が必要になる
まず、玄関ドアはただ取り付ければよいというものではありません。
建付けの精度が非常に重要で、ミリ単位での調整が求められます。
枠が少しでも傾いていたり、ドアとの間に隙間ができてしまったりすると、ドアがスムーズに開閉しなくなるだけでなく、鍵がかかりにくくなる、気密性が損なわれてすきま風が入る、雨漏りの原因になるなど、様々な不具合を引き起こします。
これらの調整は、経験を積んだプロの職人だからこそできる精密な作業です。
また、玄関ドアは非常に重いものです。
製品によっては50kgを超えるものもあり、一人で取り扱うのは極めて危険です。
作業中に誤って落としてしまえば、ドア本体の損傷はもちろん、床や壁を傷つけたり、最悪の場合は大怪我につながる恐れもあります。
プロの現場では、必ず複数人で安全を確保しながら作業を行います。
最も懸念されるのが、施工不良によるリスクです。
特に、防犯性能や防火性能が求められる玄関ドアにおいて、不適切な施工はこれらの性能を著しく低下させます。
例えば、鍵の取り付けが甘ければ、簡単に侵入を許してしまいますし、隙間だらけの施工では、火災時に煙や炎の侵入を防ぐことができません。
万が一、施工不良が原因で空き巣被害や火災被害が拡大した場合、火災保険が適用されない可能性も考えられます。
さらに、DIYで作業を行うには、電動ドリルや丸ノコ、水平器といった基本的な工具に加えて、施工に必要な専門的な道具も揃えなければなりません。
これらの工具をすべて購入するとなると、かえって費用が高くついてしまう可能性もあります。
専門業者に依頼するメリット
引き戸から開き戸の玄関にする費用は、決して安いものではありませんが、専門業者に依頼することで得られるメリットは非常に大きいです。
プロに任せることで、正確で美しい仕上がりが保証されるのはもちろん、製品保証や工事保証が付帯するため、万が一後から不具合が発生した場合でも安心です。
また、補助金の申請など、面倒な手続きを代行してくれる業者も多くあります。
安全面、品質面、そして長期的な視点で見ても、玄関ドアのリフォームは信頼できる専門業者に任せることが最も賢明な選択と言えるでしょう。
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引き戸から開き戸の玄関にする費用を抑えるポイント
◆この章のポイント◆
- 補助金制度の活用方法を解説
- 信頼できる業者選びの注意点
- 賃貸物件でリフォームする際の許可
- 見積もりを取る際のチェックポイント
- 引き戸から開き戸の玄関にする費用を理解して賢くリフォーム
補助金制度の活用方法を解説
引き戸から開き戸の玄関にする費用は、決して小さな出費ではありません。
しかし、国や地方自治体が実施している補助金制度をうまく活用することで、リフォームにかかる自己負担額を軽減できる可能性があります。
ここでは、代表的な補助金制度とその活用方法について解説します。
断熱性能向上のための補助金
現在、最も多くのリフォームで活用されているのが、住宅の省エネ性能を高めることを目的とした補助金です。
玄関ドアは、窓と並んで住宅の断熱における弱点となりやすいため、高断熱タイプのドアに交換することは、補助金の対象となる代表的な工事の一つです。
代表的な国の制度としては、「子育てエコホーム支援事業」や「先進的窓リノベ事業」などが挙げられます(※制度の名称や内容は年度によって変わる可能性があります)。
これらの制度では、一定の断熱基準を満たした玄関ドアへの交換に対して、数万円単位の補助金が支給されます。
補助金を受けるためには、対象となる製品を選び、登録事業者として認定されたリフォーム業者に工事を依頼する必要があります。
どの製品が対象になるか、どの業者が登録されているかといった情報は、各事業の公式ウェブサイトで確認することができます。
介護保険や自治体のバリアフリー改修補助金
ご家族に要介護認定を受けている方がいる場合、介護保険の住宅改修費支給制度を利用できる可能性があります。
玄関ドアの交換が、手すりの設置や段差の解消といったバリアフリー化を目的とする工事と認められれば、最大20万円の工事費のうち、所得に応じて7割から9割が支給されます。
ただし、単に引き戸から開き戸への交換というだけでは対象になりにくく、例えば「握力の低下により引き戸の開閉が困難なため、軽い力で開けられるレバーハンドルの開き戸に交換する」といった、明確な理由が必要となります。
申請にはケアマネージャーが作成する理由書などが必須となるため、まずは担当のケアマネージャーに相談してみましょう。
また、お住まいの市区町村によっては、高齢者向けや障害者向けの独自のバリアフリーリフォーム補助金制度を設けている場合があります。
自治体のウェブサイトや窓口で情報を確認してみることをお勧めします。
補助金申請の注意点
補助金制度を利用する際には、いくつかの注意点があります。
- 申請期間と予算
- 工事着工前の申請が必要
- 手続きの複雑さ
国の補助金制度は、多くの場合、申請期間が定められており、予算の上限に達すると期間内でも受付が終了してしまいます。
リフォームを計画する際は、早めに情報収集を行い、タイミングを逃さないようにすることが重要です。
また、ほとんどの補助金制度では、工事の契約後や着工後に申請しても受理されません。
必ず、工事を始める前に申請手続きを完了させる必要があります。
補助金の申請手続きは、必要書類が多く、複雑に感じられることも少なくありません。
しかし、多くのリフォーム業者は補助金申請のサポートに慣れています。
業者選びの際には、補助金の活用実績が豊富で、申請手続きを代行してくれるかどうかを確認するのも良いでしょう。
賢く補助金を活用し、お得に理想の玄関リフォームを実現してください。
信頼できる業者選びの注意点
引き戸から開き戸への玄関リフォームを成功させるためには、技術力があり、誠実に対応してくれる信頼できる業者を選ぶことが何よりも重要です。
しかし、数多くあるリフォーム業者の中から、どこに依頼すればよいか迷ってしまう方も多いでしょう。
ここでは、後悔しない業者選びのための注意点をいくつかご紹介します。
相見積もりを取る
業者選びの基本は、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」です。
最低でも2社か3社から見積もりを取り、提示された金額だけでなく、その内訳を詳細に比較検討することが大切です。
見積もり書には、使用するドアの製品名や型番、工事内容、諸経費などが明記されているかを確認しましょう。
「工事一式」といった大雑把な記載しかなく、内訳が不透明な見積もりを出す業者は避けた方が賢明です。
相見積もりを取ることで、引き戸から開き戸の玄関にする費用の適正な相場観を養うことができます。
極端に安い見積もりを提示してくる業者には注意が必要です。
安い価格には、グレードの低い材料を使っていたり、必要な工程を省いていたり、後から追加料金を請求されたりといったリスクが隠れている可能性があります。
実績と専門性を確認する
玄関ドアのリフォームは、専門的な知識と技術を要する工事です。
依頼を検討している業者が、玄関ドア交換の実績が豊富かどうかを必ず確認しましょう。
業者のウェブサイトに掲載されている施工事例を見るのが最も手軽な方法です。
特に、引き戸から開き戸への交換のような、少し特殊な工事の事例が多ければ、安心して任せられる可能性が高いと言えます。
また、LIXILやYKK APといった大手ドアメーカーが認定するリフォームネットワークに加盟しているかどうかも、信頼性を測る一つの指標になります。
これらのネットワークに加盟している業者は、メーカーの研修を受けており、製品知識や施工技術が高い水準にあることが期待できます。
担当者の対応とコミュニケーション
実際に業者とやり取りをする中で、担当者の対応も重要なチェックポイントです。
こちらの要望や質問に対して、親身になって耳を傾け、専門家の視点から的確なアドバイスをくれるでしょうか。
メリットだけでなく、考えられるデメリットやリスクについても正直に説明してくれる担当者は信頼できます。
逆に、契約を急がせたり、質問に対して曖昧な返事しかしないような場合は注意が必要です。
リフォームは、工事が完了して終わりではありません。
何かあったときにすぐに対応してくれる、長い付き合いができる業者を選ぶことが大切です。
保証やアフターサービスの有無
万が一の不具合に備えて、工事に対する保証やアフターサービスの内容も事前に確認しておきましょう。
製品自体のメーカー保証とは別に、業者独自の工事保証を設けているか、定期的な点検サービスがあるかなどをチェックします。
書面で保証内容を明示してくれる業者であれば、より安心です。
これらのポイントを総合的に判断し、納得のいく業者を選ぶことが、満足度の高いリフォームへの第一歩となります。
賃貸物件でリフォームする際の許可
現在お住まいの家が賃貸物件(アパートやマンション、戸建ての借家など)である場合、玄関ドアのリフォームを検討する際には、まず大前提として、大家さんや管理会社の許可が絶対に必要です。
自己判断で勝手に工事を進めてしまうと、深刻なトラブルに発展する可能性があります。
なぜ許可が必要なのか
賃貸物件は、あくまで所有者から借りているものです。
入居者は、物件を善良な管理者として注意を払いながら使用する義務(善管注意義務)を負っており、退去時には原則として入居時の状態に戻して返還する「原状回復義務」があります。
玄関ドアは、建物の主要な構造部分の一部と見なされます。
これを交換するということは、物件に大きな変更を加える行為にあたります。
所有者の許可なくこのような大規模な変更を行うことは、契約違反となる可能性が非常に高いです。
もし無断でリフォームを行った場合、契約解除や退去を求められるだけでなく、原状回復のための費用を全額請求されたり、損害賠償を請求されたりするリスクがあります。
許可を得るためのステップ
もし、どうしても玄関ドアを交換したい理由がある場合、以下の手順で交渉を進めてみましょう。
- リフォームしたい理由を明確にする
- 管理会社や大家さんに相談する
- 費用負担について話し合う
- 書面で許可を得る
まずは、なぜ引き戸から開き戸に交換したいのか、その理由を具体的に、そして客観的に説明できるように準備します。
例えば、「現在の引き戸は隙間が多く、冬場の冷気がひどくて暖房が効かない」「鍵が古く、防犯面に深刻な不安がある」「高齢の家族がおり、引き戸の開閉が身体的に負担になっている」といった理由であれば、大家さんも話を聞いてくれる可能性があります。
次に、管理会社を通じて、あるいは直接大家さんに連絡を取り、リフォームの相談をします。
このとき、感情的に訴えるのではなく、現状の問題点と、リフォームによって物件の価値向上にもつながるというメリットを冷静に伝えることが大切です。
リフォームの許可が得られた場合、次に重要になるのが費用負担の問題です。
入居者の希望によるリフォームなので、基本的には全額自己負担となるケースが多いでしょう。
しかし、建物の老朽化が原因で交換が必要な場合など、状況によっては大家さんが費用の一部または全額を負担してくれる可能性もゼロではありません。
最後に、どのような条件でリフォームを行うか(工事内容、費用負担、退去時の扱いなど)について、必ず書面で合意を取り交わしておくことが重要です。
口約束だけでは、後から「言った、言わない」のトラブルになる可能性があります。
賃貸物件でのリフォームは、手続きが煩雑で、必ずしも希望通りに進むとは限りませんが、まずはルールに則って相談してみることが第一歩です。
見積もりを取る際のチェックポイント
リフォーム業者から見積もり書を受け取ったら、金額だけを見てすぐに契約するのは禁物です。
内容を細かくチェックし、不明な点や疑問点を解消しておくことが、後のトラブルを防ぎ、納得のいくリフォームを実現するために不可欠です。
ここでは、見積もり書を確認する際の重要なチェックポイントを解説します。
見積もり書の基本項目
まず、見積もり書として基本的な体裁が整っているかを確認しましょう。
- 会社名、住所、連絡先が明記されているか
- 見積もり作成日と有効期限が記載されているか
- 工事を行う現場の住所が正しく記載されているか
- 担当者の氏名が記載されているか
これらの情報が欠けている場合、その業者の信頼性に疑問符がつきます。
特に、有効期限は重要です。
期限を過ぎると、材料費の変動などを理由に見積もり金額が変わってしまう可能性があるため、いつまでに返事をする必要があるのかを把握しておきましょう。
詳細な内訳の確認
次に、見積もりの中心となる費用の内訳を詳細にチェックします。
良い見積もり書は、「何に」「いくら」かかるのかが誰にでも分かるように具体的に記載されています。
以下の項目がきちんと分けられて記載されているかを確認してください。
商品代(ドア本体価格):
メーカー名、商品名、型番、色、定価、そして販売価格が明記されているかを確認します。
型番まで記載があれば、本当にその商品で見積もられているのかを自分でもインターネットなどで調べることができます。
オプション(例:電子錠、ドアガードなど)を付けた場合は、それも別途記載されているか確認しましょう。
工事費:
「工事費一式」とまとめられていないか、特に注意が必要です。
理想的なのは、「既存ドア撤去・処分費」「新規ドア枠取付費」「ドア本体取付費」「外壁・内壁補修費(シーリング工事など)」「諸経費」といったように、作業内容ごとに費用が記載されていることです。
これにより、どの作業にどれだけの費用がかかるのかが明確になります。
その他費用:
現場管理費や駐車場代、廃材処分費などが「諸経費」として計上されることが一般的ですが、その割合が全体の10%を超えるなど、あまりに高額な場合は、内容について説明を求めましょう。
不明瞭な点を質問する
見積もり書を見て少しでも分からないことや、疑問に思うことがあれば、遠慮なく担当者に質問してください。
例えば、「この諸経費には何が含まれていますか?」「壁の補修はどのような方法で行いますか?」など、具体的に聞くことが大切です。
質問に対して、丁寧に、そして納得のいく説明をしてくれる業者は信頼できます。
逆に、説明を面倒くさがったり、曖昧な答えしか返ってこなかったりする業者は、契約後もコミュニケーションに問題が生じる可能性があります。
複数の業者から見積もりを取り、これらのチェックポイントに沿って比較検討することで、引き戸から開き戸の玄関にする費用が適正で、かつ信頼できる業者を見極めることができるでしょう。
引き戸から開き戸の玄関にする費用を理解して賢くリフォーム
これまで、引き戸から開き戸の玄関にする費用について、その相場から内訳、費用を抑えるポイントまで、様々な角度から詳しく解説してきました。
玄関ドアのリフォームは、決して安い買い物ではありませんが、日々の暮らしの快適性や安全性、さらには住まいの資産価値にも関わる重要な投資です。
この記事のポイントを最後にもう一度整理し、賢いリフォーム計画の総仕上げとしましょう。
まず、リフォーム費用の総額は、主に「ドア本体の価格」と「工事費」の2つで決まります。
相場は20万円から50万円程度と幅がありますが、これは選ぶドアのグレード(断熱性、防犯性、デザイン)や、工事の方法(カバー工法か、はつり工法か)によって大きく変動することを理解しておく必要があります。
費用を抑えたい場合、工期が短く、壁を壊さないカバー工法が第一の選択肢となるでしょう。
また、省エネ性能の高いドアを選ぶことで、国や自治体の補助金制度を活用できる可能性も広がります。
リフォーム業者選びにおいては、必ず複数の業者から相見積もりを取り、金額だけでなく、見積もり内容の具体性や担当者の対応、保証制度などを総合的に比較することが成功の鍵です。
安さだけで選ぶのではなく、長い目で見て安心して任せられるパートナーを見つけることが大切です。
そして、開き戸にすることで得られる気密性・断熱性・防犯性の向上といったメリットと、開閉スペースが必要になるといったデメリットを、ご自身のライフスタイルと照らし合わせて十分に検討することも忘れてはなりません。
玄関は毎日使う場所であり、住まいの顔です。
このリフォームを通じて、より快適で安全、そして心豊かな毎日が送れるようになるはずです。
この記事で得た知識をもとに、ご自身の希望と予算に合った最適なプランを立て、満足のいく玄関リフォームを実現してください。
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本日のまとめ
- 引き戸から開き戸への交換費用相場は20万円から50万円
- 費用はドア本体のグレードと工事方法で大きく変わる
- カバー工法は費用を抑えられ工期も1日で済む人気の工法
- はつり工法は壁を壊すため費用と工期がかかる
- 開き戸のメリットは高い気密性・断熱性と防犯性
- 開き戸のデメリットは開閉スペースが必要なこと
- 高断熱ドアへの交換で国の補助金が使える可能性がある
- 介護保険や自治体のバリアフリー補助金も確認する価値あり
- DIYでの交換は専門技術が必要なため推奨されない
- 信頼できる業者選びには相見積もりが不可欠
- 見積もりは工事内容の内訳が詳細なものを選ぶ
- 施工実績や保証制度の有無も業者選びの重要ポイント
- 賃貸物件でのリフォームは大家さんや管理会社の許可が必須
- メリットとデメリットを理解しライフスタイルに合った選択を
- 費用と機能のバランスを考え納得のいくリフォーム計画を立てる

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参考サイト
引き戸を開き戸にするメリット・デメリットは?玄関ドアの交換費用も紹介 – ハピすむ
引き戸と開き戸のリフォーム|どちらがおすすめ?費用やメリット・注意点
引き戸とは?リフォームのメリット・デメリット、種類、費用、開き戸との違いなどを解説 – ホームプロ
引き戸から開き戸へ玄関ドアリフォーム注意点
「玄関ドアリフォームで“引き戸”に」メリット・デメリットや費用目安を解説 | コラム | 窓一番
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