こんにちは、サイト管理人です
「雪国で平屋なんて、寒くて大変じゃない?」
正直なところ、私も最初はそう思っていました。冬になれば窓の高さまで雪が積もり、冷気は床下から這い上がってくる……そんなイメージが拭えなかったからです。実際に私の実家も雪深い地域にありましたが、昔の家は本当に寒かった記憶しかありません。
でも、建築技術が進化した今、その常識は変わりつつあります。実は、雪国だからこそ平屋が最強の選択肢になり得るのです。階段の上り下りがない安全性、コンパクトな動線による暖房効率の良さは、冬の厳しい環境でこそ真価を発揮します。
もちろん、ただ建てれば良いわけではありません。「基礎の高さ」や「屋根の形状」、そして「断熱性能」など、雪国特有のポイントを押さえておく必要があります。これを無視すると、本当に「寒くて後悔する家」になりかねません。
この記事では、雪国で平屋を建てる際に絶対に知っておきたい対策と、快適に暮らすための間取りの工夫を、私自身の経験や具体的なデータを交えて徹底的に解説します。あなたの理想の家づくりのヒントになれば嬉しいです。
◆このサイトでわかる事◆
- 雪国で平屋を建てるリアルなメリットとデメリット
- 雪に埋もれないための基礎と屋根の選び方
- 寒さを感じさせない断熱と気密のポイント
- 冬の家事が劇的に楽になる間取りの工夫
- 失敗しないための土地選びと配置計画
- 建築費用とランニングコストの現実
- 雪国平屋ライフを成功させるための心構え


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雪国の平屋とは?
◆この章のポイント◆
- 雪国仕様の平屋の特徴
- 一般的な平屋との違い
まず最初に、「雪国の平屋」がいったいどのようなものなのか、その全体像を掴んでおきましょう。普通の地域で建てる平屋と、雪国仕様の平屋では、見た目も構造も驚くほど違います。私自身、雪国のモデルハウスを初めて見たときは「これが同じ平屋か?」と目を疑ったものです。
雪国の平屋において最も特徴的なのは、雪という圧倒的な重量物と、氷点下の冷気に対抗するための「武装」が施されている点です。例えば、屋根の形状ひとつとっても、雪を落とすのか、乗せたままにするのかで全くデザインが異なりますし、基礎の高さも積雪量に応じて高く設定されます。
一般的な平屋が「庭とのつながり」や「開放感」を重視するのに対し、雪国の平屋は「守り」と「効率」を最優先に設計されます。しかし、それは決して閉鎖的で暗い家ということではありません。
むしろ、厳しい冬を快適に過ごすための知恵が詰まった、機能美あふれる住まいと言えるでしょう。この章では、そんな雪国仕様の平屋の特徴と、一般的な平屋との決定的な違いについて、掘り下げていきます。
雪国仕様の平屋の特徴
雪国で建てられる平屋には、いくつかの共通した特徴があります。まず外観で目を引くのは、基礎の高さです。これを「高床式」と呼ぶこともありますが、地面からの湿気や冷気を防ぎ、何より積もった雪で窓が塞がれるのを防ぐために、通常よりも基礎を高く設定します。
また、玄関周りには「風除室」と呼ばれるスペースが設けられることが一般的です。これは玄関ドアの前にガラスなどで囲ったもう一つの部屋を作ることで、雪や冷気が直接家の中に入り込むのを防ぐ役割を果たします。これがあるのとないのとでは、玄関の寒さが天と地ほど違います。
構造躯体についても、雪の重みに耐えられるよう、柱や梁が太く設計されています。これを「耐雪構造」と言いますが、豪雪地帯では数メートルもの雪が屋根に乗ることも珍しくありません。その何トンもの重さを支えるためには、一般的な住宅よりも強固な骨組みが必要不可欠なのです。
一般的な平屋との違い
温暖な地域で見られる平屋と雪国の平屋の最大の違いは、「断熱・気密性能」へのこだわりです。もちろん今の日本の住宅は全体的に性能が上がっていますが、雪国ではそれが「命に関わる問題」になりかねません。
例えば、窓ガラスはトリプルサッシが標準仕様であることが多く、サッシ枠も熱を伝えにくい樹脂製が当たり前です。
壁の中の断熱材も、厚みを増したり、高性能な素材を使ったりして、魔法瓶のような状態を作り出します。これにより、外がマイナス10度でも、家の中はTシャツ一枚で過ごせるほどの環境を実現しています。
さらに、屋根の勾配や軒の出の設計も異なります。一般的な平屋では日差しを遮るために軒を深く出すことが多いですが、雪国では落雪による事故や、雪庇(せっぴ)ができるのを防ぐために、あえて軒を短くしたり、屋根の勾配を工夫したりします。
つまり、雪との共存を第一に考えた設計になっているのが、雪国の平屋の大きな特徴なのです。
雪国で平屋を建てるメリットとデメリット
◆この章のポイント◆
- 雪下ろしの負担軽減と安全性
- ワンフロアならではの暖房効率
- 積雪時の採光と埋没リスク
- 広い敷地と建築コストの問題
雪国で家を建てる際、「本当に平屋で大丈夫かな?」と迷う瞬間があるはずです。私も相談を受けた時、必ずメリットとデメリットの両面を包み隠さずお話しするようにしています。
なぜなら、平屋は雪国において最強の武器になる可能性もあれば、対策を怠ると住みにくい家になってしまうリスクも孕んでいるからです。
大きなメリットとしては、やはり「雪下ろしのしやすさ」や「暖房効率の良さ」が挙げられます。特に高齢になった時のことを考えると、屋根の雪下ろしで梯子を登るリスクを減らせるのは本当に大きな安心材料です。また、暖かい空気が2階へ逃げてしまう現象がないため、家全体を均一に暖めやすいのも嬉しいポイントです。
一方で、1階部分しかない平屋は、雪が積もると家全体が雪に埋もれてしまう「埋没リスク」があります。
これにより日当たりが悪くなったり、最悪の場合は窓から出入りできなくなったりする可能性もゼロではありません。この章では、そんな雪国平屋の光と影について、具体的に見ていきましょう。ここを理解しておけば、後の対策がスムーズになります。
雪下ろしの負担軽減と安全性
雪国に住む人にとって、冬の最大の重労働といえば「雪下ろし」です。2階建ての屋根に登って作業をするのは、若いうちはまだしも、年を重ねると命がけの作業になります。毎年、雪下ろし中の転落事故がニュースになるたびに胸が痛みますよね。
その点、平屋は屋根が低い位置にあるため、万が一雪下ろしが必要になった場合でも、2階建てに比べて圧倒的に安全性が高いです。
梯子を使わずに脚立で届く場合もありますし、そもそも地面から屋根の雪を道具で落とすことも可能です。これは、長く安心して住み続けるための最大のメリットと言えるでしょう。
| POINT:雪下ろしの比較 2階建て:高所作業のリスク大、梯子の昇り降りが危険 平屋:低い位置で作業可能、地面から届く場合もあり安全 無落雪屋根:そもそも雪下ろし不要にする選択肢もアリ |
ワンフロアならではの暖房効率
「暖かい空気は上にいく」という物理法則をご存知でしょうか。2階建ての家では、せっかく1階のリビングを暖めても、その熱が階段を通じて2階や廊下へ逃げてしまいがちです。これを防ぐために全館空調などを導入すると、今度は光熱費が跳ね上がります。
平屋の場合、天井が高すぎなければ、暖めた空気が生活空間に留まりやすくなります。特に雪国の冬は暖房費が家計を直撃しますから、少ないエネルギーで効率よく部屋を暖められる平屋は経済的にも非常に有利です。
私が訪れたある平屋のお宅では、小さなストーブ一台で家じゅうがポカポカしていて驚いたことがあります。
積雪時の採光と埋没リスク
ここからは少しシビアな話になります。平屋の最大の弱点、それは「高さがない」ことです。雪国では一晩で数十センチ、時には1メートル近く積もることがあります。そうなると、1階の窓はあっという間に雪の壁で塞がれてしまいます。
窓が塞がれると、家の中が昼間でも真っ暗になってしまい、気分まで滅入ってしまいますよね。これを防ぐためには、基礎を高くする「高床式」を採用するか、窓の位置を通常より高めに設置するなどの工夫が必要です。
何も対策せずに建ててしまうと、冬の間はずっと電気をつけて過ごす羽目になるかもしれません。
広い敷地と建築コストの問題
もう一つのデメリットは、雪国ならではの「雪の捨て場所」問題です。屋根から落ちた雪や、駐車場の除雪をした雪をどこに置くか。これには意外と広いスペースが必要です。
平屋はただでさえ基礎面積が広く、広い土地が必要になりますが、そこにさらに「排雪スペース」も確保しなければなりません。
広い土地を購入すれば当然土地代は高くなりますし、基礎や屋根の面積が広い平屋は、坪単価も割高になる傾向があります。予算オーバーにならないよう、土地選びと建物価格のバランスを慎重に見極める必要があります。
雪国で平屋を建てるなら「基礎の高さ」と「屋根」が重要
◆この章のポイント◆
- 基礎を高くして雪に埋もれない家にする
- 落雪式と無落雪屋根の選び方
- 雪を落とすスペースの確保
雪国の平屋づくりにおいて、絶対に妥協してはいけないのが「基礎」と「屋根」です。この2つは、家の寿命だけでなく、そこに住む人の毎日の労働量、ひいては精神的な余裕にまで直結するからです。
おしゃれな外観や内装にこだわりたい気持ちは痛いほど分かりますが、まずはここを固めないと、冬が来るたびに後悔することになりかねません。
想像してみてください。朝起きてカーテンを開けたら、窓の半分まで雪が迫っている光景を。あるいは、屋根からの落雪で窓ガラスが割れてしまう恐怖を。これらは決して大袈裟な話ではなく、雪国では現実に起こりうることです。
基礎をどれくらい高くすれば安心なのか、屋根の雪はどう処理するのが正解なのか。これは地域ごとの積雪量によっても変わりますが、基本的な考え方は共通しています。
この章では、雪国の平屋を「要塞」のように強固で快適な場所にするための、基礎と屋根の設計戦略について詳しく解説します。
基礎を高くして雪に埋もれない家にする
一般的な住宅の基礎の高さは、地面から40cm〜45cm程度です。しかし、雪国でこの高さのまま平屋を建てると、少しの積雪であっという間に床下の換気口が塞がれ、床下に湿気がこもってしまいます。さらに雪が増えれば、1階の窓まで埋まってしまうでしょう。
そのため、豪雪地帯では基礎の高さを1メートル、あるいはそれ以上に設定する「高床式基礎」が多く採用されます。基礎を高くすることで、雪による埋没を防ぐだけでなく、床下の通気性を確保し、シロアリ被害などのリスクも軽減できます。
また、基礎が高いと道路からの視線が気にならなくなるという副次的なメリットもあります。階段が数段増えることにはなりますが、スロープを設置すればバリアフリー性も維持できます。ここはコストがかかってもケチってはいけない部分です。
落雪式と無落雪屋根の選び方
屋根の形状には大きく分けて2つの考え方があります。「雪を自然に落とす(落雪式)」か、「雪を屋根に乗せたまま処理する(無落雪式)」かです。昔ながらの急勾配の三角屋根は前者で、雪下ろしの手間が省ける反面、屋根の下に大量の雪が溜まるため、その雪を処理する広いスペースが必要になります。
一方、最近増えているのが「無落雪屋根(フラットルーフ)」です。これは屋根を平らにし、雪を乗せたまま自然に溶かしたり、風で飛ばしたりする方式です。
あるいは、屋根に融雪ヒーターを埋め込んで溶かすタイプもあります。これなら隣の家との距離が近くても落雪トラブルになりませんし、雪下ろしの必要もありません。
ただし、無落雪屋根は雪の重みに耐えうるだけの強固な構造が必要になるため、建築費用は高くなります。ご自身の土地の広さや予算、除雪にかけられる労力を天秤にかけて選ぶ必要があります。
雪を落とすスペースの確保
落雪式の屋根を選ぶ場合、絶対に忘れてはいけないのが「落雪スペース」です。屋根から落ちてくる雪は、想像以上に遠くまで飛ぶことがありますし、屋根の上に積もった雪は圧縮されて氷のように硬くなっています。
これが隣の家の敷地に落ちたり、自分の家の窓ガラスや室外機を直撃したりすれば大惨事です。
設計段階で、屋根の傾き(勾配)をどちらに向けるかを慎重に決める必要があります。基本的には、玄関や駐車スペース、隣家がない方向に雪が落ちるように設計します。
どうしてもスペースが取れない場合は、雪止め金具を設置したり、部分的融雪を検討したりするなど、複合的な対策が必要になります。
| POINT:屋根選びの基準 敷地が広い&コスト抑えたい → 落雪式(勾配屋根) 敷地が狭い&雪下ろししたくない → 無落雪式(フラット屋根) ※どちらの場合も「雪の行き場」を最初に考えること! |
雪国の平屋で失敗しないための「寒さ対策」と「断熱」
◆この章のポイント◆
- 高気密・高断熱でヒートショックを防ぐ
- 窓の性能と配置で結露対策
- 床暖房や薪ストーブとの相性
家を建てた後に「やっぱり寒かった」と後悔することほど、悲しいことはありません。特に平屋は、地面に近い分、底冷えの影響を受けやすい構造とも言えます。
私が以前住んでいたアパートは1階だったのですが、冬の朝は床が氷のように冷たく、布団から出るのが苦痛で仕方ありませんでした。
しかし、現代の高性能住宅なら、そんな悩みとは無縁の生活が送れます。重要なのは、家の「中身」にお金をかけることです。キッチンやお風呂のグレードを少し下げてでも、断熱材や窓の性能を上げるべきだと、私は声を大にして言いたいです。
ここでは、雪国の平屋を「常春(とこはる)」の快適空間にするための、断熱と気密の秘密についてお話しします。ヒートショックなどの健康リスクを減らし、光熱費も抑える。そんな賢い家づくりの核心部分に迫ります。
高気密・高断熱でヒートショックを防ぐ
雪国での家づくりにおいて、「高気密・高断熱」はもはや標準装備です。断熱性能を表す「UA値」という指標がありますが、雪国であれば国が定める基準よりもさらに高い性能(例えばHEAT20 G2グレード以上など)を目指すべきです。
断熱性能が高い家は、部屋ごとの温度差が少なくなります。リビングは暖かいのに、トイレや脱衣所に行くと凍えるように寒い…という状況は、血圧の急激な変動を招き「ヒートショック」の原因になります。
平屋はすべての部屋がワンフロアにあるため、家全体を高性能な断熱材ですっぽり包み込めば、どこにいても温度差のない安全な環境を作りやすいのです。
窓の性能と配置で結露対策
家の中で一番熱が逃げていく場所はどこだと思いますか? 実は「窓」なんです。冬場、窓ガラスから逃げる熱は家全体の50%以上とも言われています。そして、冷たい窓と暖かい室内の空気が触れることで発生するのが、あの嫌な「結露」です。
雪国では、アルミサッシは絶対にNGだと思ってください。熱伝導率の低い「樹脂サッシ」や、さらに高性能な「木製サッシ」を選びましょう。ガラスもペアガラス(2枚)ではなく、トリプルガラス(3枚)が推奨されます。
初期費用は上がりますが、結露によるカビの発生を防ぎ、カーテンが濡れるストレスからも解放されます。窓への投資は、絶対に裏切りません。
床暖房や薪ストーブとの相性
平屋の寒さ対策として最強の暖房器具、それは「床暖房」です。暖かい空気は上に上がりますが、床暖房は足元からじんわりと暖めてくれるため、天井の高い平屋でも体感温度が非常に高くなります。何より、冷え性の人にとっては天国のような心地よさです。
また、雪国の暮らしに憧れて「薪ストーブ」を導入したいという方も多いでしょう。実は、平屋と薪ストーブは相性抜群です。
平屋なら薪を2階へ運ぶ必要もありませんし、煙突掃除などのメンテナンスもしやすいからです。ただし、気密性が高い家で薪ストーブを使う場合は、給気計画をしっかり立てないと不完全燃焼を起こす危険があるので、必ず専門知識のある業者に相談してください。
雪国の平屋を快適にする「間取り」のアイデア
◆この章のポイント◆
- 玄関フードと風除室の役割
- インナーガレージで雪に濡れずに移動
- ランドリールームで冬の洗濯を解決
- 回遊動線で家事の負担を減らす
ハード面(構造・性能)が整ったら、次はソフト面、つまり「暮らしやすさ」を決める間取りの話です。雪国の冬は長く、家にいる時間も増えます。だからこそ、日々のストレスを減らす工夫が重要になってきます。
例えば、吹雪の中で買い物袋を抱えて帰ってきたとき、玄関前で鍵を探すのに凍える思いをしたことはありませんか? あるいは、洗濯物が外に干せず、リビングが部屋干しの衣類で占領されてうんざりしたことは? こうした「雪国あるある」な悩みは、間取りの工夫次第で驚くほど解決できます。
私が見てきた「成功した平屋」には、必ずと言っていいほど共通の仕掛けがありました。それは、冬の生活動線を徹底的にシミュレーションしていることです。この章では、そんな雪国暮らしを劇的に楽にする間取りのアイデアをご紹介します。
玄関フードと風除室の役割
先ほども少し触れましたが、雪国の家には「風除室(玄関フード)」が必須レベルで重要です。これは単なる風よけではありません。濡れたコートを払ったり、雪がついたスコップや長靴を置いたりする「緩衝地帯」として機能します。
さらに、宅配便の受け取りや、ご近所さんとのちょっとした立ち話も、風除室があれば寒風にさらされずに済みます。最近ではデザイン性の高いガラス張りの風除室も増えており、家の外観を損なわずに設置できるようになっています。
インナーガレージで雪に濡れずに移動
予算と敷地が許すなら、ぜひ検討してほしいのが「インナーガレージ(ビルトインガレージ)」です。車庫を家の一部に組み込むことで、車から降りて雨や雪に濡れることなく家に入れます。
毎朝の「車の雪下ろし」や「フロントガラスの解氷」から解放されるだけでも、冬のストレスは激減します。
平屋の場合、ガレージの横にパントリー(食品庫)を配置すれば、重い荷物も最短距離で運ぶことができ、買い物が格段に楽になります。これは本当に、一度体験したら戻れない快適さです。
ランドリールームで冬の洗濯を解決
雪国では冬の間、外に洗濯物を干すことは不可能です。かといってリビングに干すと湿気が気になるし、生活感も丸出しになってしまいます。そこで活躍するのが、室内干し専用の「ランドリールーム」です。
洗濯機から取り出して、その場ですぐに干せるポールを設置し、除湿機やサーキュレーターを完備しておけば、天気を気にせずいつでも洗濯ができます。乾いた服をそのまま畳めるカウンターや収納棚もセットにしておけば、「洗う・干す・畳む・しまう」が一部屋で完結する最強の家事動線が完成します。
回遊動線で家事の負担を減らす
平屋はすべての部屋が横につながっているため、動線が長くなりがちです。そこで意識したいのが「回遊動線」です。行き止まりを作らず、ぐるぐると回れるように部屋をつなぐことで、移動距離を短縮できます。
例えば、「キッチン→洗面所→ランドリールーム→ファミリークローゼット→リビング→キッチン」のように繋がっていれば、朝の忙しい時間帯もスムーズに動けます。特に冬場は寒くて動くのが億劫になりがちですから、最短距離で動ける設計にしておくことが、快適な毎日に繋がります。
雪国の平屋にかかる費用と土地選びのポイント
◆この章のポイント◆
- 坪単価が高くなる理由と対策
- 排雪スペースを考慮した土地探し
- ランニングコスト(光熱費・除雪費)の視点
夢のような平屋生活を描いた後に、現実的なお金の話をするのは少し心苦しいですが、ここを避けては通れません。「平屋は高い」とよく言われますが、雪国ではさらにその傾向が強くなります。基礎を高くし、断熱を強化し、屋根を頑丈にする……これらはすべてコストアップの要因です。
しかし、目先の建築費用(イニシャルコスト)だけで判断するのは危険です。住み始めてからかかる光熱費やメンテナンス費、そして除雪にかかる手間や外注費(ランニングコスト)まで含めて考える必要があります。
また、土地選びも重要です。どんなに良い家を建てても、立地条件が悪ければ雪との戦いに明け暮れることになります。ここでは、お金と土地に関する失敗しない戦略をお伝えします。
坪単価が高くなる理由と対策
一般的に、2階建てよりも平屋の方が坪単価(1坪あたりの建築費)は高くなります。理由は単純で、家の中で最もお金がかかる「基礎」と「屋根」の面積が、同じ延べ床面積の2階建てに比べて2倍近くになるからです。さらに雪国仕様の補強が加わるため、予算オーバーになりがちです。
対策としては、廊下を極力なくして床面積を減らす、シンプルな正方形や長方形の形にして外壁の凹凸を減らす、などが有効です。
また、ハウスメーカーだけでなく、雪国の家づくりに慣れた地元の工務店に相談するのも一つの手です。彼らは地域特有の気候を知り尽くしており、無駄なコストを抑えつつ必要な性能を確保する術を知っています。
排雪スペースを考慮した土地探し
雪国の土地探しで一番大事なのは、「除雪車が入る道路か」と「雪を捨てる場所があるか」です。前面道路が狭いと、除雪車が来ても雪の壁を作っていくだけで、車が出せなくなることがあります。
また、敷地内に雪を寄せておくスペースがないと、冬の間ずっと駐車場が雪山で埋まってしまうことになります。
不動産屋さんの図面を見るだけでなく、必ず現地に行って「冬の状況」を想像してください。できれば、近所の人に「冬の除雪はどうしていますか?」と聞いてみるのがベストです。日当たりだけでなく、雪の捨て場まで計算に入れた土地選びが成功の鍵です。
ランニングコスト(光熱費・除雪費)の視点
初期費用が高くても、高性能な平屋を建てれば、毎月の光熱費は驚くほど安く抑えられます。逆に、安く建てて断熱性能が低いと、冬の電気代や灯油代が家計を圧迫し続けます。35年ローンで考えれば、最初に性能にお金をかける方がトータルコストは安くなる場合が多いです。
また、高齢になって自分で雪かきができなくなった場合、除雪業者に依頼する費用も発生します。ロードヒーティングや融雪槽などの設備投資をするか、毎シーズン業者に頼むか。将来のライフスタイルも見据えて、どこにお金をかけるべきかを検討しましょう。
まとめ:雪国の平屋は事前の対策で理想の暮らしになる
ここまで、雪国で平屋を建てるための対策やポイントを詳しくお話ししてきました。少し脅かすようなことも言ったかもしれませんが、それは「建ててから後悔してほしくない」という一心からです。
雪国での平屋暮らしは、しっかりとした対策さえすれば、本当に快適で素晴らしいものです。しんしんと降る雪を暖かいリビングから眺める贅沢、雪かきの負担が少ない安心感、そして家族の気配をいつも感じられる一体感。これらは平屋だからこそ味わえる特権です。
厳しい冬を乗り越えるための「強さ」と、日々の暮らしを包み込む「優しさ」。その両方を兼ね備えた家づくりができれば、雪国ライフはもっと豊かで楽しいものになるはずです。ぜひ、あなただけの素敵な平屋を実現してくださいね。
本日のまとめ
- 雪国の平屋は雪下ろしが楽で安全性が高い
- ワンフロアなので暖房効率が良く部屋ごとの温度差が少ない
- 積雪による埋没を防ぐために高床式基礎が有効
- 屋根は落雪式か無落雪式かを土地の広さに応じて選ぶ
- 窓の配置や雪止めで落雪トラブルを防ぐ配慮が必要
- トリプルサッシや樹脂窓で結露とコールドドラフトを防ぐ
- 断熱性能(UA値)にはこだわりHEAT20基準などを目指す
- 玄関フード(風除室)は冷気遮断と収納に必須
- インナーガレージがあれば雪の日も濡れずに移動可能
- ランドリールームを設けて冬の洗濯ストレスをゼロにする
- 回遊動線を取り入れて家事負担を軽減する
- 土地選びでは排雪スペースと前面道路の除雪状況を確認
- 初期費用は高くてもランニングコストを含めて判断する
- 地元工務店の知恵を借りて地域に合った仕様にする
- 事前の万全な対策が冬の暮らしを豊かにする


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参考サイト
YKK AP(窓・サッシ)
LIXIL(住宅設備・建材)
環境省 住宅の断熱
国土交通省 住宅・建築
2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会(HEAT20)


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