こんにちは、サイト管理人です
ご自宅の防犯対策に、窓の防犯シャッターを後付けすることを検討されていませんか。
空き巣の侵入経路として最も多いのが窓であるため、シャッターの設置は非常に有効な手段と言えるでしょう。
しかし、いざ窓の防犯シャッターを後付けしようと考えると、その費用はいくらかかるのか、どのような種類があるのか、そして信頼できる業者の選び方はどうすればいいのか、といった疑問が次々と湧いてくるかもしれません。
また、DIYでの設置は可能なのか、補助金は利用できるのかなど、知っておきたい情報は多岐にわたります。
この記事では、窓の防犯シャッターを後付けする際に知っておくべきメリットや防犯効果から、具体的な工事の内容、さらにはデメリットとその対策まで、あらゆる情報を網羅的に解説していきます。
これからシャッターの設置を考えている方が、安心して最適な選択をするための一助となれば幸いです。
◆このサイトでわかる事◆
- 窓に防犯シャッターを後付けする具体的なメリット
- シャッターが持つ高い防犯効果の詳細
- 後付け可能なシャッターの種類とそれぞれの特徴
- シャッターの設置にかかる費用の相場
- 設置工事の期間や流れについて
- 後付けする際のデメリットと知っておくべき対策
- 信頼できる業者の選び方と補助金の活用法

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窓の防犯シャッターを後付けするメリットと基礎知識
◆この章のポイント◆
- 窓にシャッターを取り付ける防犯効果とは
- 後付けできるシャッターの主な種類
- 気になるシャッターの取り付け費用
- シャッター取り付け工事にかかる時間
- 手動と電動シャッターのメリットを比較
窓にシャッターを取り付ける防犯効果とは
窓に防犯シャッターを取り付ける最大の目的は、言うまでもなく空き巣などの侵入犯罪を防ぐことです。
警察庁の統計データによれば、住宅への侵入窃盗犯が最も多く利用する侵入経路は窓であり、その割合は全体の半数以上を占めています。
特に、ガラスを破って侵入する「ガラス破り」という手口が多用される傾向にあります。
この点において、物理的な障壁となるシャッターの存在は、侵入を試みる者に対して絶大な効果を発揮するのです。
まず、シャッターが閉まっている状態は、外部からの視線を完全に遮断します。
侵入犯は犯行前に下見を行い、留守かどうか、室内にどのような valuables があるかを確認することが多いと言われています。
シャッターが下りていれば、家の中の様子をうかがい知ることができず、犯行ターゲットから外させる効果が期待できるでしょう。
次に、物理的な破壊の困難さも大きな防犯効果の一つです。
窓ガラスを破る行為は数秒で完了することもありますが、シャッターをこじ開けたり破壊したりするには、大きな音と長い時間が必要となります。
侵入犯は「発見されるリスク」を最も嫌うため、時間がかかり、かつ大きな音が出るシャッターの破壊は、犯行を諦めさせる強力な抑止力となるわけです。
さらに、シャッターは防犯面だけでなく、台風や竜巻などの自然災害時にもその真価を発揮します。
強風による飛来物から窓ガラスを守り、破損による室内の被害や怪我のリスクを大幅に軽減することが可能です。
近年、ゲリラ豪雨や大型台風の発生頻度が増加していることを考えると、この防災効果は決して無視できません。
また、シャッターを閉めることで、プライバシーの保護や、遮光、遮音、断熱といった副次的な効果も得られます。
夜勤などで日中に睡眠をとる必要がある方にとっては、外の光を遮断できるシャッターは快適な睡眠環境を作り出します。
道路沿いの家であれば、外部の騒音を軽減する効果も実感できるでしょう。
このように、窓にシャッターを取り付けることは、単なる防犯対策に留まらず、住まいの安全性と快適性を総合的に向上させる非常に有効な手段であると言えるのです。
後付けできるシャッターの主な種類
窓の防犯シャッターを後付けする際には、いくつかの種類から自宅の状況やニーズに合ったものを選ぶことになります。
シャッターは主に「素材」と「開閉方式」によって分類されますので、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
まず、素材による違いを見ていきましょう。
現在主流となっているのは「アルミ製」と「スチール製」の2種類です。
- アルミ製シャッター
軽量で錆びにくく、メンテナンスが容易な点が大きなメリットです。デザインやカラーバリエーションも豊富で、住宅の外観に合わせて選びやすいでしょう。比較的安価な製品が多いことも魅力の一つです。ただし、スチール製に比べると強度の面ではやや劣ります。 - スチール製シャッター
アルミ製に比べて強度が高く、防犯性能や防災性能をより重視する場合に適しています。一方で、重量があるため開閉に力が必要になることや、錆びやすいというデメリットがあります。そのため、定期的なメンテナンスが欠かせません。価格もアルミ製より高価になる傾向があります。
次に、開閉方式による違いです。
こちらは「手動式」と「電動式」に大別されます。
- 手動式シャッター
文字通り、手でシャッターを開け閉めするタイプです。構造がシンプルなため、導入費用が安く、故障のリスクが低いというメリットがあります。また、停電時でも問題なく操作できる点は安心材料でしょう。しかし、大きな窓や掃き出し窓に設置した場合、開閉に力が必要となり、毎日の操作が負担に感じられることもあります。 - 電動式シャッター
スイッチやリモコンで簡単に開閉操作ができるタイプです。力の弱いお年寄りや子供でも楽に操作でき、毎日の開閉が苦になりません。タイマー機能付きのモデルを選べば、設定した時間に自動で開閉させることも可能です。旅行中など、留守を悟られたくない場合に役立ちます。デメリットとしては、導入費用が手動式よりも高額になること、そして停電時には手動に切り替える必要がある点が挙げられます。近年では、この電動式の利便性が高く評価され、人気が高まっています。
これらの基本的な種類に加えて、デザイン性を高めた「採光・通風タイプ」のシャッターも存在します。
これは、シャッターを閉めたままでもスラット(羽根)の角度を調整することで、光や風を室内に取り込むことができる製品です。
プライバシーを守りながら換気ができるため、特にリビングや寝室の窓に適しています。
どの種類のシャッターを選ぶかは、予算、設置する窓の大きさ、誰が主に操作するのか、そして何を最も重視するのか(防犯性、利便性、デザイン性など)を総合的に考慮して決定することが重要です。
気になるシャッターの取り付け費用
窓の防犯シャッターを後付けする上で、最も気になる点の一つが費用ではないでしょうか。
シャッターの取り付け費用は、主に「シャッター本体の価格」と「取り付け工事費」の2つで構成されます。
これらの合計金額は、シャッターの種類、サイズ、そして工事を行う業者によって大きく変動します。
まず、シャッター本体の価格についてですが、これは前述したシャッターの種類(素材や開閉方式)と、設置する窓のサイズによって決まります。
一般的な腰高窓(幅約1,650mm×高さ約1,100mm)の場合の相場を見てみましょう。
- 手動式シャッター: 5万円~10万円程度
- 電動式シャッター: 15万円~25万円程度
これが掃き出し窓(幅約1,650mm×高さ約2,000mm)のような大きなサイズになると、価格はさらに上昇し、手動式で8万円~15万円、電動式では20万円~35万円程度が目安となります。
もちろん、これはあくまで一般的な相場であり、採光・通風機能が付いた高機能なモデルや、より防犯性の高い頑丈なモデルを選ぶと、価格はさらに上がります。
次に、取り付け工事費です。
工事費には、既存の窓の状態確認、シャッターの搬入・設置、そして場合によっては足場の設置費用などが含まれます。
一般的な窓1箇所あたりの工事費の相場は、おおよそ3万円~6万円程度です。
ただし、2階以上の窓に設置する場合や、壁の材質が特殊で加工が難しい場合など、作業の難易度が上がると追加費用が発生することがあります。
特に、2階の窓への設置で足場が必要と判断された場合、足場の設置・解体費用として別途10万円~20万円程度がかかる可能性も考慮しておく必要があります。
したがって、総額としては、腰高窓に手動シャッターを1箇所設置する場合で「8万円~16万円」、電動シャッターであれば「18万円~31万円」程度が費用の目安と言えるでしょう。
正確な費用を知るためには、必ず複数の専門業者から見積もりを取ることをお勧めします。
見積もりを依頼する際には、費用の内訳(本体価格、工事費、諸経費など)が明確に記載されているかを確認し、不明な点があれば遠慮なく質問することが重要です。
複数の見積もりを比較検討することで、適正価格を把握し、納得のいく業者選びができるようになります。
シャッター取り付け工事にかかる時間
窓の防犯シャッターを後付けする際、工事にどれくらいの時間がかかるのかも気になるところです。
日常生活への影響を考えると、工事期間はできるだけ短い方が望ましいでしょう。
結論から言うと、シャッターの後付け工事自体は、それほど長い時間を要するものではありません。
一般的な窓1箇所あたりの工事であれば、多くの場合、半日(約3~4時間)から1日程度で完了します。
これは、現在の後付けシャッターが、既存の窓サッシの外側に専用の枠を取り付けて設置する工法が主流となっているためです。
壁を大規模に壊したり、窓サッシそのものを交換したりする必要がないため、比較的短時間での施工が可能となっています。
ただし、これはあくまで目安の時間であり、いくつかの要因によって工事時間は変動します。
工事時間に影響を与える主な要因
- 設置場所
1階の窓であれば作業スペースも確保しやすく、スムーズに工事が進みます。しかし、2階以上の高所に設置する場合、安全確保のための準備や、場合によっては足場の設置が必要になることがあります。足場の設置・解体には別途1日~2日ほどかかるため、全体の工期は長くなります。 - 電動シャッターの設置
電動シャッターを設置する場合、シャッター本体の取り付けに加えて、室内への電源の引き込み工事が必要になります。壁に穴を開けて配線を通し、室内に操作スイッチを設置する作業が追加されるため、手動シャッターに比べて1~2時間ほど長くかかるのが一般的です。 - 建物の構造や壁の材質
外壁が特殊な材質(タイル、ALCなど)であったり、シャッターボックスを取り付けるスペースが十分に確保できなかったりする場合、下地処理や加工に時間がかかることがあります。 - 複数箇所の設置
当然ながら、複数の窓に同時にシャッターを設置する場合は、その数に応じて工事時間も長くなります。ただし、2箇所目以降は効率よく作業が進むため、単純に「1箇所あたりの時間×箇所数」とはならず、少し短縮される傾向にあります。
工事全体の流れとしては、まず業者が現場調査を行い、正確な採寸と設置環境の確認をします。
その後、採寸結果に基づいてメーカーにシャッターを発注し、製品が納品されるのを待ちます。
この発注から納品までの期間が、通常1週間から2週間程度かかります。
そして、製品が届いてから、実際に工事を行うというスケジュールになります。
したがって、業者に依頼してから実際にシャッターが設置完了するまでのトータルの期間としては、2週間~3週間程度を見ておくとよいでしょう。
実際の工事当日は、作業員が室内に入ることは電動シャッターの配線工事などを除けばほとんどありません。
しかし、工事中は作業音が発生するため、その点は留意しておく必要があります。
事前に業者から工事内容とタイムスケジュールの説明をしっかりと受け、気になる点があれば確認しておくことが大切です。
手動と電動シャッターのメリットを比較
後付けシャッターを選ぶ際、手動式にするか電動式にするかは、非常に悩ましい選択肢の一つです。
それぞれに明確なメリット・デメリットがあり、どちらが適しているかは、ご家庭のライフスタイルや価値観によって異なります。
ここでは、両者のメリットを多角的に比較し、選択の助けとなる情報を提供します。
手動シャッターのメリット
手動シャッターの最大の魅力は、その「コストパフォーマンス」と「シンプルさ」にあります。
- 導入費用が安い
電動シャッターに比べて本体価格が大幅に安く、電気工事も不要なため、初期投資を大きく抑えることができます。複数箇所の窓に設置を検討している場合、この価格差は総額に大きく影響します。 - 故障のリスクが低い
モーターや電子部品を使用しないシンプルな構造のため、電動式に比べて故障する可能性が格段に低いです。長期間にわたって安心して使用できる点は大きなメリットと言えるでしょう。 - 停電時も安心
電力に依存しないため、台風や地震などで停電が発生した場合でも、通常通り開閉操作が可能です。災害時の避難経路確保という観点からも安心感があります。 - メンテナンスが容易
構造が単純なため、日常的な清掃以外の特別なメンテナンスはほとんど必要ありません。
電動シャッターのメリット
一方、電動シャッターのメリットは、何と言ってもその「利便性」と「快適性」に尽きます。
- 毎日の開閉が楽
スイッチやリモコン一つで、力を入れずに簡単にシャッターを開閉できます。特に、大きな掃き出し窓や複数箇所の窓を開け閉めする場合、その差は歴然です。腰をかがめたり、窓を開けて手を伸ばしたりする必要がないため、高齢者や体の不自由な方でも楽に操作できます。 - タイマー機能で自動開閉
タイマー機能付きのモデルを選べば、毎朝決まった時間にシャッターを開け、夜には自動で閉めることが可能です。これにより、生活リズムを整えやすくなるだけでなく、長期の旅行などで家を空ける際にも、在宅を装うことができ防犯効果が高まります。 - 静かな動作音
手動シャッターの「ガラガラ」という開閉音に比べて、電動シャッターは動作音が非常に静かです。早朝や深夜に開閉する際にも、近隣に気兼ねする必要がありません。 - 防犯性の向上
電動シャッターは、閉まっている状態ではモーターによってロックがかかるため、手動式に比べてこじ開けられにくいという防犯上のメリットもあります。
以下の表に、両者の特徴をまとめます。
項目 | 手動シャッター | 電動シャッター |
---|---|---|
費用 | 安い | 高い |
利便性 | △(力が必要) | ◎(操作が楽) |
故障リスク | 低い | 比較的高い |
停電時 | 操作可能 | 手動切替が必要 |
動作音 | 大きい | 静か |
付加機能 | なし | タイマー、遠隔操作など |
結論として、初期費用を抑えたい、停電時の操作性を重視するという方には手動シャッターが適しています。
一方で、毎日の操作の負担を軽減したい、利便性や快適性、さらにはタイマー機能による防犯効果を重視するという方には、初期費用は高くとも電動シャッターが非常におすすめです。
ご自身の予算やライフスタイルをよく考慮して、最適な選択をしてください。
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窓の防犯シャッターを後付けする際の注意点と選び方
◆この章のポイント◆
- 知っておきたいデメリットと対策
- 信頼できる業者の選び方のポイント
- 窓シャッターの後付けはDIY可能か
- 工事で補助金は利用できるのか
- これで万全!窓の防犯シャッターを後付けする総まとめ
知っておきたいデメリットと対策
窓の防犯シャッターは多くのメリットがある一方で、設置する前に知っておくべきデメリットもいくつか存在します。
これらの点を事前に理解し、対策を考えておくことで、設置後の後悔を防ぐことができます。
1. 導入費用が高額になる可能性がある
これまでも触れてきた通り、シャッターの後付けには本体価格と工事費で、一箇所あたり数万円から数十万円の費用がかかります。
特に電動式を選んだり、複数の窓に設置したりすると、総額はかなりのものになります。
【対策】
まずは、本当にシャッターが必要な窓を絞り込むことが重要です。
人目につきにくい裏手の窓や、足場になりやすいものがある窓など、侵入リスクの高い場所を優先的に検討しましょう。
また、複数の業者から見積もりを取り、価格を比較することも有効です。
費用を抑えたい場合は、手動式を選択するというのも一つの手です。
2. 住宅の外観イメージが変わる
シャッター(特にシャッターボックス)は建物の外壁に取り付けられるため、どうしても後付け感が出てしまい、住宅のデザイン性を損なう可能性があります。
【対策】
最近のシャッターは、デザインやカラーバリエーションが豊富になっています。
外壁の色やサッシの色と調和するものを選ぶことで、後付け感を軽減できます。
また、シャッターボックスがコンパクトな設計の製品を選ぶと、すっきりとした印象になります。
事前に施工事例の写真などを見せてもらい、設置後のイメージを確認しておくと良いでしょう。
3. 部屋が暗くなり、圧迫感を感じることがある
シャッターを閉めると、当然ながら室内は暗くなります。
日中でも電気をつけなければならなくなったり、閉塞感や圧迫感を感じたりする人もいるかもしれません。
【対策】
このデメリットを解消するために開発されたのが「採光・通風タイプ」のシャッターです。
シャッターを閉めたままでも、スラットの角度調整で光や風を取り込めるため、プライバシーを確保しつつ部屋の明るさや風通しを保つことができます。
価格は高くなりますが、リビングなど日中の在室時間が長い部屋には特におすすめです。
4. 開閉の手間と音が気になる
手動シャッターの場合、毎日の開閉が面倒に感じられることがあります。
特に、大きな窓や腰の悪い方にとっては、かなりの負担になるでしょう。
また、開閉時の「ガラガラ」という音は、早朝や深夜には近所迷惑にならないか気になるかもしれません。
【対策】
開閉の手間や音が気になる場合は、電動シャッターの導入が最も効果的な解決策です。
スイッチ一つで静かに開閉できるため、ストレスが大幅に軽減されます。
予算的に難しい場合は、開閉が比較的軽い製品を選ぶ、あるいは特に開閉頻度の高い窓だけでも電動にする、といった選択も考えられます。
5. 定期的なメンテナンスが必要
シャッターは屋外に設置されるため、雨風や砂埃に常にさらされています。
汚れを放置すると、スラットの動きが悪くなったり、錆の原因になったりします。
【対策】
年に数回程度、定期的に清掃を行うことが大切です。
柔らかい布やスポンジを使い、水で汚れを洗い流しましょう。
特に、シャッターのレール部分は砂やゴミが溜まりやすいので、念入りに掃除するとスムーズな動きを維持できます。
これらのデメリットと対策をしっかりと理解した上で、ご自身のライフスタイルや価値観に合ったシャッター選びを進めていきましょう。
信頼できる業者の選び方のポイント
窓の防犯シャッターの後付けは、製品そのものの品質もさることながら、誰が施工するかが非常に重要です。
不適切な工事は、シャッター本来の性能を発揮できないだけでなく、雨漏りなどのトラブルを引き起こす原因にもなりかねません。
後悔しないためにも、信頼できる業者を慎重に選ぶ必要があります。
ここでは、優良な業者を見極めるためのポイントをいくつかご紹介します。
1. 相見積もりを取る
まず基本となるのが、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」です。
最低でも2~3社から見積もりを取り、価格や提案内容を比較検討しましょう。
これにより、地域の費用相場を把握できるだけでなく、各社の対応の違いも見えてきます。
注意点として、単に価格が安いというだけで業者を決めないことが重要です。
極端に安い見積もりには、必要な部材や作業が省略されていたり、後から追加料金を請求されたりするリスクが隠れている可能性があります。
2. 見積書の内容が詳細で明確か
信頼できる業者の見積書は、内容が詳細で分かりやすいものです。
「工事一式」といった大雑把な記載ではなく、「シャッター本体」「取り付け工事費」「運搬費」「諸経費」など、費用の内訳が項目ごとにきちんと記載されているかを確認しましょう。
使用するシャッターのメーカー名や型番が明記されているかも重要なチェックポイントです。
不明な点や疑問点について質問した際に、丁寧に分かりやすく説明してくれるかどうかも、その業者の誠実さを測るバロメーターになります。
3. 建設業許可や専門資格を保有しているか
シャッターの取り付けは、リフォーム工事の一種です。
業者が「建設業許可」を取得しているか、あるいは「サッシ施工技能士」などの専門資格を持つスタッフが在籍しているかは、技術力を判断する上での一つの目安となります。
ホームページや会社概要で確認したり、直接問い合わせてみたりすると良いでしょう。
4. 施工実績が豊富か
シャッターの後付け工事に関する施工実績が豊富かどうかも、信頼性を判断する重要な要素です。
多くの現場を経験している業者は、様々な建物の状況に対応できるノウハウを蓄積しています。
ホームページなどで、これまでの施工事例の写真が公開されていれば、仕上がりのイメージも掴みやすくなります。
5. 保証やアフターサービスが充実しているか
万が一、工事後に不具合が発生した場合に備えて、保証制度やアフターサービスの内容を確認しておくことは非常に大切です。
製品自体のメーカー保証に加えて、業者独自の「工事保証」が付いているとさらに安心です。
保証期間や保証の対象範囲、トラブル発生時の連絡先などを事前に書面で確認しておきましょう。
迅速に対応してくれる体制が整っているかどうかも、長く付き合える業者かどうかを見極めるポイントです。
これらのポイントを総合的に判断し、価格だけでなく、技術力、対応の誠実さ、そして長期的な安心感という観点から、納得のいく業者を選んでください。
窓シャッターの後付けはDIY可能か
「少しでも費用を抑えたい」という思いから、窓シャッターの後付けをDIY(Do It Yourself)でできないかと考える方もいらっしゃるかもしれません。
結論から申し上げますと、窓シャッターのDIYでの取り付けは、専門的な知識と技術、そして適切な工具を持たない方には、極めて難易度が高く、基本的にはおすすめできません。
その理由を具体的に説明します。
1. 正確な採寸と製品選定の難しさ
シャッターを後付けするには、ミリ単位での正確な採寸が不可欠です。
わずかな測定ミスが、シャッターがうまく収まらない、正常に動作しないといった致命的な問題に直結します。
また、自宅の窓サッシや壁の構造に合った製品を、数ある中から適切に選定するのも専門知識がなければ困難です。
2. 建物の構造への理解が必要
シャッターの取り付けは、単に外壁にネジで固定すればよいという単純なものではありません。
シャッターボックスやレールを支えるためには、外壁の内部にある柱や間柱といった、建物の構造上重要な部分にしっかりと固定する必要があります。
この構造を見誤って不適切な場所に取り付けてしまうと、シャッターの重みで外壁が損傷したり、最悪の場合シャッターが落下したりする危険性があります。
3. 防水処理の専門性
シャッターを取り付ける際には、壁にビスを打ち込むため、穴を開けることになります。
このビス穴の周囲に適切な防水処理(コーキングなど)を施さないと、そこから雨水が浸入し、雨漏りや壁内部の腐食を引き起こす原因となります。
この防水処理は、プロの職人でも細心の注意を払う重要な工程であり、DIYで行うには高いリスクが伴います。
4. 安全性の問題
シャッターの部材は、一つ一つが重く、サイズも大きいものです。
特に2階以上の高所での作業は、部材の落下や自身の転落など、重大な事故につながる危険性が常に伴います。
適切な安全管理の知識や装備なしに作業を行うことは、絶対に避けるべきです。
5. 結果的にコストが高くつく可能性
もしDIYでの取り付けに失敗した場合、結局は専門業者に修正や再設置を依頼することになります。
そうなると、最初から業者に依頼するよりも、かえって時間も費用も余計にかかってしまう結果になりかねません。
また、DIYが原因で建物に損害を与えてしまった場合、その修繕費用はすべて自己負担となります。
以上の理由から、窓シャッターの後付けは、安全かつ確実な施工、そして長期的な安心を得るために、専門の業者に依頼することが最善の選択であると言えます。
DIYで浮かせられる費用は、これらのリスクに見合うものではないと考えるべきでしょう。
工事で補助金は利用できるのか
窓の防犯シャッターを後付けする際に、国や地方自治体が実施している補助金や助成金制度を利用できる場合があります。
リフォームに関する補助金は、主に「省エネ性能の向上」「耐震性の強化」「バリアフリー化」などを目的としたものが多いですが、「防災・防犯性能の向上」を目的とした制度も存在します。
シャッターの設置は、台風などの際の飛来物から窓を守る「防災」の側面と、侵入を防ぐ「防犯」の側面を併せ持っているため、これらの補助金制度の対象となる可能性があるのです。
どのような補助金があるのか?
補助金制度は、国が主導するものと、お住まいの都道府県や市区町村が独自に実施しているものの2種類に大別されます。
- 国の補助金制度
国の制度は、大規模なリフォームや特定の条件を満たす省エネ改修などが対象となることが多く、シャッター単体の設置で利用できるものは限られています。例えば、「子育てエコホーム支援事業」などの住宅省エネ化を推進する事業では、断熱性能の高い窓への交換と同時にシャッターを設置する場合などに、補助の対象となるケースがあります。 - 地方自治体(都道府県・市区町村)の補助金制度
シャッターの後付けで最も利用しやすいのが、地方自治体が独自に行っている制度です。自治体によっては、「住宅リフォーム助成事業」「防災・減災対策工事補助金」「防犯設備設置費補助金」といった名称で、地域住民の安全な暮らしを支援するための制度を設けています。これらの制度では、シャッターの設置が補助対象工事として明記されていることがあります。
補助金を利用するための注意点
補助金制度を利用したい場合、いくつか注意すべき点があります。
- 申請期間と予算
補助金制度は、多くの場合、年度ごとに申請期間が定められており、予算の上限に達し次第、受付が終了してしまいます。検討している場合は、早めに情報収集を始めることが重要です。 - 申請は「工事契約前」が原則
ほとんどの補助金制度では、工事の契約や着工前に申請を行う必要があります。すでに工事が始まっていたり、完了していたりする場合は対象外となるため、注意が必要です。 - 施工業者の要件
補助金の種類によっては、「市内に本店のある業者を利用すること」など、施工業者に関する要件が定められている場合があります。業者を選ぶ際に、この点も確認しておくとスムーズです。 - 制度の有無や内容は自治体によって様々
お住まいの地域で利用できる制度があるかどうか、またその詳細な条件(補助率、上限額、対象となる工事など)は、各自治体によって大きく異なります。
どうやって調べればいい?
まずはお住まいの市区町村のホームページを確認するか、役所の担当窓口(建築指導課、防災課、商工課など)に問い合わせてみるのが最も確実な方法です。
「(お住まいの市区町村名) 住宅リフォーム 補助金」などのキーワードで検索してみると、関連する情報が見つかるでしょう。
また、リフォーム業者の中には、こうした補助金制度に詳しい業者もいます。
見積もりを依頼する際に、「何か利用できる補助金はありますか?」と相談してみるのも良い方法です。
申請手続きのサポートをしてくれる場合もあります。
補助金をうまく活用できれば、費用負担を軽減しながら、住まいの安全性を高めることができます。
少し手間はかかりますが、ぜひ一度調べてみることをお勧めします。
これで万全!窓の防犯シャッターを後付けする総まとめ
これまで、窓の防犯シャッターを後付けする際の様々な側面について詳しく解説してきました。
防犯効果や種類、費用から、業者選びのポイント、そしてデメリットや補助金に至るまで、多岐にわたる情報をお伝えしましたが、最後に全体を総括し、成功させるための要点をまとめます。
窓の防犯シャッターを後付けすることは、空き巣などの侵入犯罪から家族と財産を守るための非常に有効な投資です。
物理的な障壁として侵入を困難にさせ、犯行を諦めさせる効果は絶大と言えるでしょう。
さらに、台風などの自然災害から窓ガラスを守る防災効果、プライバシーの確保、遮音・断熱といった多くの副次的メリットも得られます。
シャッター選びにおいては、まず手動式か電動式かという大きな選択があります。
コストを抑えたい、停電時も安心なシンプルなものが良いという方は手動式を、毎日の開閉の利便性や快適性、静音性を重視する方は電動式が適しています。
特に、大きな窓や複数箇所への設置を考えている場合は、電動式のメリットが際立つでしょう。
費用については、シャッター本体と工事費を合わせて、腰高窓一箇所あたり8万円から30万円程度が目安となりますが、これはあくまで参考価格です。
正確な費用を知るためには、必ず複数の信頼できる業者から相見積もりを取り、提案内容と価格を総合的に比較検討することが不可欠です。
信頼できる業者を選ぶには、詳細な見積書の提示、豊富な施工実績、そして充実した保証やアフターサービスが重要な判断基準となります。
また、DIYでの設置は多くのリスクを伴うため、専門業者に任せるのが賢明です。
設置を検討する際には、お住まいの自治体で利用可能な補助金制度がないか事前に調べてみることをお勧めします。
うまく活用すれば、費用負担を大きく軽減できる可能性があります。
窓の防犯シャッターを後付けすることは、決して安い買い物ではありません。
しかし、それによって得られる日々の安心感と、万が一の際の安全性向上は、計り知れない価値があります。
この記事で得た知識をもとに、ご自身の住まいとライフスタイルに最適なプランを立て、安全で快適な住環境を実現してください。
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本日のまとめ
- 窓は空き巣の主要な侵入経路でありシャッターは極めて有効な防犯対策
- シャッターは侵入を物理的に困難にし犯行を諦めさせる効果が高い
- 台風などの飛来物から窓を守る防災対策としても機能する
- 後付けシャッターの種類は主に手動式と電動式がある
- 手動式は低コストで故障が少なく停電時も安心
- 電動式は操作が楽で静かタイマー機能などの利便性が高い
- 費用の相場は窓一箇所あたり8万円から30万円程度が目安
- 正確な費用は複数の業者から相見積もりを取って確認することが重要
- 工事時間は1箇所あたり半日から1日で完了することが多い
- デメリットには費用や外観の変化開閉の手間などがある
- 採光や通風タイプのシャッターで部屋の暗さや圧迫感を解消できる
- 信頼できる業者は見積もりが詳細で施工実績が豊富
- 保証やアフターサービスが充実している業者を選ぶと安心
- DIYでの設置は危険で専門知識が必要なため推奨されない
- 自治体によってはリフォーム補助金を利用できる可能性がある

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参考サイト
窓のシャッターは後付けできる!選び方やおすすめの種類 – サイトホーム
後付けシャッターで防犯対策!シャッター後付けの費用やメリット・デメリットを解説 – ALSOK
シャッターを後付けするデメリットは?DIYなら費用を抑えられる? – 窓サッシ – ハピすむ
雨戸・窓用シャッターの後付け設置費用! 種類や後付けできない対処法についてご紹介
電動シャッターの後付けは注意が必要!?費用やお得な補助金情報も紹介
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