こんにちは、サイト管理人です
ログハウスに住みたいという、自然に囲まれた暮らしへの憧れを抱いている方は多いのではないでしょうか。
木の温もりに包まれ、薪ストーブの炎を眺めながら過ごす時間は、何物にも代えがたい魅力があります。
しかし、その一方でログハウスの暮らしには特有のデメリットや、定期的なメンテナンスの必要性、そして気になる費用や耐震性など、事前に知っておくべき現実的な課題も少なくありません。
何も知らずに憧れだけでログハウスに住みたいという夢を追いかけると、後悔につながる可能性も考えられます。
この記事では、ログハウスに住みたいと考えているあなたのために、夢を実現する上で不可欠な情報を網羅的に解説していきます。
メリットはもちろん、後悔しないために知っておくべきデメリット、具体的な費用、維持に欠かせないメンテナンスのポイント、そして安心な暮らしの基礎となる耐震性について、専門的な視点から深く掘り下げていきます。
さらに、セルフビルドの可能性や薪ストーブとの暮らしの魅力まで、ログハウス生活のリアルな姿をお届けします。
◆このサイトでわかる事◆
- ログハウスの暮らしがもたらす本当のメリット
- 住んでから後悔しないための重要なデメリット
- ログハウスの建築から維持にかかる総費用
- 建物の寿命を延ばすためのメンテナンス方法
- ログハウスが地震に強いと言われる理由
- 自分に合ったログハウスの選び方と種類
- 憧れの薪ストーブ生活の魅力と注意点
| 【PR】マイホームを考え始めたあなたへ。 「何から始めたらいいの？」「たくさんの会社を回る時間がない…」そんなお悩み、ありませんか？ 「タウンライフ家づくり」なら、家にいながらたった3分で、複数の優良住宅会社にオリジナルの「家づくり計画書」を無料で一括依頼できます。 あなたのために作られた「間取りプラン」や「資金計画」「注文住宅費用」などをじっくり比較できるので、理想の家づくりへの第一歩が、驚くほど簡単になります。厳しい基準をクリアした全国1,000社以上、大手ハウスメーカー３６社以上の信頼できる会社が、あなたの夢をサポートします。 |
ログハウスに住みたい人のための後悔しない知識
◆この章のポイント◆
- ログハウスの暮らしで知るべきメリット
- 無視できないログハウスのデメリットとは
- 定期的なメンテナンスの重要性
- 気になるログハウスの費用と価格相場
- 安心の暮らしを支える耐震性の秘密
ログハウスの暮らしで知るべきメリット
ログハウスに住みたいと考える多くの人が惹かれるのは、その独特の雰囲気と自然素材がもたらす心地よさでしょう。
まず最大のメリットとして挙げられるのは、心身への健康効果です。
木材には「フィトンチッド」と呼ばれる成分が含まれており、これにはリラックス効果や抗菌・防虫効果があるとされています。
森林浴と同じような効果を自宅で日常的に得られるため、ストレス軽減や安眠効果が期待できるかもしれません。
また、無垢の木材は調湿作用に優れているという特徴を持っています。
室内の湿度が高いときには水分を吸収し、乾燥しているときには水分を放出するため、一年を通して快適な湿度を保ちやすいのです。
これにより、夏はジメジメしにくく、冬は乾燥しすぎるのを防いでくれます。
結果として、カビやダニの発生を抑制し、アレルギーやアトピー性皮膚炎の症状緩和にもつながる可能性があると言えるでしょう。
次に、断熱性の高さも大きなメリットです。
木材はコンクリートや鉄に比べて熱伝導率が非常に低く、それ自体が優れた断熱材となります。
分厚いログ材を積み上げた壁は、外気の熱を遮断し、室内の温度を一定に保つ効果が高いのです。
そのため、夏は涼しく冬は暖かいという理想的な室内環境を実現しやすくなります。
これは冷暖房効率の向上にも直結し、光熱費の削減という経済的なメリットにもつながるというわけです。
特に薪ストーブとの相性は抜群で、一度暖まるとその熱がログ壁に蓄えられ、じんわりと長時間放熱されるため、家中が穏やかな暖かさに包まれます。
さらに、ログハウスは耐久性が高く、長寿命な建物であることも見逃せないポイントです。
法隆寺の五重塔が1300年以上もの間現存しているように、適切にメンテナンスされた木造建築は驚くほど長持ちします。
ログハウスも同様で、定期的な手入れを怠らなければ、数世代にわたって住み継ぐことが可能な資産となるでしょう。
時が経つにつれて木の色合いが深みを増し、家族の歴史と共に味わい深い表情を見せてくれるのです。
このように、ログハウスでの暮らしは、健康面、快適性、経済性、そして精神的な豊かさといった多岐にわたるメリットを提供してくれます。
無視できないログハウスのデメリットとは
ログハウスに住みたいという夢を現実にするためには、メリットだけでなくデメリットもしっかりと理解しておくことが不可欠です。
後悔しないためにも、事前に課題を把握し、対策を考えておくことが重要となります。
最も大きなデメリットとして挙げられるのが、定期的なメンテナンスの手間と費用です。
特に屋外のログ壁は、紫外線や雨風に常にさらされているため、数年に一度の再塗装が欠かせません。
この塗装は、木材を腐食や劣化から守るための重要な作業であり、怠ると建物の寿命を縮める原因となります。
塗装費用は建物の規模や塗料の種類にもよりますが、数十万円から百万円以上かかることもあり、長期的な資金計画に組み込んでおく必要があります。
次に、ログ材の収縮によって発生する「セトリング」という現象への対応です。
木材は建築後も乾燥によって収縮し、壁の高さが数センチメートル沈み込むことがあります。
このセトリングを考慮せずに設計・施工すると、窓やドアの開閉が困難になったり、建具が歪んだりするトラブルが発生しかねません。
信頼できる施工業者は、セトリング対策として窓やドアの上下に隙間を設ける「スリット」や、壁の高さを調整できる「ボルト」などを採用しますが、こうした知識がないと後々問題になる可能性があります。
また、自然素材である木材は、虫害のリスクも考慮しなければなりません。
シロアリやキクイムシなどの害虫は、木材を食害し、建物の強度を低下させる恐れがあります。
対策としては、建築時に防蟻処理を施すことや、定期的な点検、建物の周囲に木材を放置しないなどの管理が求められます。
特に湿気が多い場所では、害虫だけでなくキノコやカビといった菌類による腐食のリスクも高まるため、建物の通気性を確保する設計が重要です。
間取りの自由度が一般的な在来工法に比べて低いことも、デメリットと感じるかもしれません。
ログハウスはログ材を積み上げて壁を構成する構造上、大きな開口部を設けたり、壁を取り払って広い空間を作ったりすることが難しい場合があります。
将来的なリフォームや増改築にも制約が出ることがあるため、建築当初に将来のライフプランまで見据えた間取りを慎重に検討する必要があるでしょう。
憧れだけで判断せず、現実的な側面にも目を向けることが、理想のログハウス生活への第一歩となります。
定期的なメンテナンスの重要性
ログハウスに長く快適に住み続けるためには、定期的なメンテナンスが何よりも重要です。
自然素材である木は、生き物と同じように呼吸し、時間と共に変化していきます。
その変化に寄り添い、適切に手入れをすることが、ログハウスの価値を保ち、寿命を延ばす秘訣なのです。
メンテナンスの核となるのが、前述の通り外壁の再塗装です。
これは単に美観を保つためだけではありません。
塗料の膜が紫外線による木材の劣化や、雨水による腐食を防ぐバリアの役割を果たしています。
一般的に、再塗装の目安は立地条件や使用する塗料にもよりますが、5年から10年に一度と言われています。
特に日当たりが強い南面や西面、雨が当たりやすい場所は劣化が早いため、こまめなチェックが必要です。
塗膜が剥がれたり、色褪せが目立ってきたりしたら、それはメンテナンスのサインと考えましょう。
自分で行うDIYも可能ですが、高所の作業は危険を伴うため、専門業者に依頼するのが安全です。
これはログ材とログ材の隙間を埋める充填材のことで、建物の気密性や防水性を保つ上で非常に重要な役割を担っています。
経年劣化でひび割れや剥がれが生じると、そこから雨水が浸入し、ログ材の腐食を引き起こす原因になりかねません。
小さなひび割れであれば、専用の補修材を使ってDIYで対応することもできます。
また、日常的な点検も欠かせません。
雨漏りのサインがないか、壁や基礎の周りにシロアリの通り道である「蟻道」ができていないか、キノコやカビが発生していないかなど、定期的に建物の周りを一周してチェックする習慣をつけましょう。
特に、雨が降った後や台風の後などは、異常がないか確認する良い機会です。
室内のメンテナンスとしては、木部の清掃が挙げられます。
無垢材の床や壁は、硬く絞った雑巾で水拭きする程度で十分ですが、汚れがひどい場合は専用のクリーナーを使用しましょう。
年に一度程度、自然素材のワックスをかけると、木材の保護と美しい艶の維持につながります。
これらのメンテナンスは手間がかかるように感じるかもしれませんが、自分の手で家に愛情を注ぐ過程は、ログハウスオーナーならではの楽しみの一つとも言えます。
家との対話を楽しみながらメンテナンスを行うことで、愛着はさらに深まっていくことでしょう。
気になるログハウスの費用と価格相場
ログハウスに住みたいという夢の実現に向けて、最も気になるのが費用ではないでしょうか。
ログハウスの建築費用は、様々な要因によって大きく変動するため、一概に「いくら」とは言えませんが、一般的な目安を知っておくことは重要です。
まず、ログハウスの価格を構成する主な要素は以下の通りです。
- ログキット費用：ログ材や窓、ドア、屋根材などがセットになった材料費。
- 建築工事費：基礎工事、ログの組み立て、内装工事、設備工事などにかかる費用。
- 設計料・諸経費：設計費用や確認申請費用、登記費用など。
- 土地代：土地を所有していない場合に必要。
ログハウスの坪単価は、一般的に60万円から100万円以上が相場とされています。
例えば、30坪のログハウスを建てる場合、本体価格だけで1,800万円から3,000万円程度が目安となります。
これに加えて、土地代や外構工事費、照明・カーテンなどの費用が別途必要になることを忘れてはいけません。
価格を左右する大きな要因の一つが、ログ材の種類です。
ログ材には、工場で均一な形に加工された「マシンカットログ」と、職人が手作業で加工する「ハンドカット（ハンドヒューン）ログ」があります。
マシンカットログは品質が安定しており、比較的安価で工期も短く済みますが、ハンドカットログは一本一本の木の表情を活かしたダイナミックで個性的なデザインが魅力である一方、価格は高くなり工期も長くなる傾向があります。
また、使用する木材の種類（パイン、スギ、ヒノキなど）や、ログの太さによっても価格は変わってきます。
セルフビルドやハーフビルドを選択することで、費用を抑えることも可能です。
セルフビルドは文字通りすべてを自分自身で建てる方法で、大幅なコストダウンが期待できますが、相当な時間と労力、専門知識が必要です。
ハーフビルドは、基礎工事やログの組み立てなど専門的な部分を業者に任せ、内装の塗装や設備の取り付けなど、自分でできる範囲をDIYで行う方法です。
初期費用だけでなく、ランニングコストも考慮に入れることが大切です。
前述のメンテナンス費用（特に再塗装費）や、薪ストーブを使用する場合の薪代、固定資産税などが継続的にかかってきます。
ログハウスの固定資産税は、一般的な住宅と比較して高く評価される場合があるため、事前に市町村役場に確認しておくと安心でしょう。
最終的な費用は、自分のこだわりやライフプランによって大きく変わります。
複数のログハウスメーカーや工務店から見積もりを取り、内容をじっくり比較検討することが、予算内で理想のログハウスを手に入れるための鍵となります。
安心の暮らしを支える耐震性の秘密
地震が多い日本において、ログハウスに住みたいと考えたとき、その耐震性は非常に気になるポイントだと思います。
木の家と聞くと、なんとなく地震に弱いのではないかと心配される方もいるかもしれませんが、実はログハウスは非常に優れた耐震構造を持っているのです。
その強さの秘密は、ログハウス特有の「ログ組工法」にあります。
ログハウスの壁は、太いログ材を一本一本水平に積み重ね、交差部（ノッチ）でがっちりと組み上げて作られています。
地震が発生し、横方向の揺れが加わると、このたくさんのログ材同士が互いに摩擦を起こし、揺れのエネルギーを吸収・分散させる働きをします。
例えるなら、柔道家が相手の力を受け流すように、建物全体がしなやかに揺れることで、倒壊を防ぐのです。
この構造は「エネルギー吸収型」の耐震構造と呼ばれ、地震の揺れに対して非常に有効です。
さらに、ログ材を固定するために使われる「通しボルト」も耐震性を高める重要な役割を担っています。
通しボルトは、土台から軒まで垂直に貫通しており、ログ壁全体を一体化させています。
これにより、地震の強い揺れでログ材がずれたり、外れたりするのを防ぎ、建物の剛性を高めています。
また、建物自体の重さも耐震性に寄与しています。
ログハウスは大量の木材を使用するため、建物全体の重量が重くなります。
この重さが、地震の揺れに対してどっしりとした安定感を生み出し、建物の浮き上がりや転倒を防ぐ効果があるのです。
実際に、過去の大地震においても、ログハウスの倒壊被害は極めて少なかったことが報告されています。
建築基準法においても、ログハウスは「丸太組構法」として技術基準が定められており、その耐震性は公的に認められています。
もちろん、その耐震性能を最大限に発揮するためには、適切な設計と確実な施工が大前提です。
地盤調査に基づいた強固な基礎工事や、基準に適合した金物の使用など、専門的な知識と技術が不可欠となります。
木の家ならではの温かみや心地よさに加えて、地震にも強いという安心感は、ログハウスが提供する大きな価値の一つです。
自然の力を巧みに利用したログハウスの構造は、大切な家族の命と財産を守るための、非常に合理的な選択肢と言えるでしょう。
ログハウスに住みたい夢を叶える具体的な方法
◆この章のポイント◆
- 理想のログハウスの選び方と種類
- 憧れの薪ストーブがある生活の魅力
- セルフビルドやDIYで家づくりに参加
- 自然素材がもたらす健康的な暮らし
- 理想のログハウスに住みたいを実現する
理想のログハウスの選び方と種類
ログハウスに住みたいという夢を形にするためには、まずどのような種類のログハウスがあるのかを知り、自分のライフスタイルや好みに合ったものを選ぶことが大切です。
ログハウスは、使用するログ材の加工方法によって、大きく「マシンカットログハウス」と「ハンドカットログハウス」の2種類に分けられます。
マシンカットログハウス
マシンカットログハウスは、工場で機械を使ってログ材を均一な形状に加工し、それを現場で組み立てるタイプのログハウスです。
品質が安定しており、精密に加工されているため気密性が高く、工期が比較的短いのが特徴です。
ログ材の断面形状には、丸型、角型、D型（室内側が平らで、室外側が丸い形状）など様々なバリエーションがあり、好みに合わせて選ぶことができます。
デザインはシャープで洗練された印象を与え、モダンなインテリアともよく合います。
価格もハンドカットに比べて抑えめであるため、多くのログハウスメーカーが主力商品として扱っており、選択肢が豊富なのも魅力です。
初めてログハウスを建てる方や、コストを重視する方におすすめです。
ハンドカットログハウス
ハンドカットログハウスは、チェンソーやチョウナといった道具を使い、職人が手作業で丸太を加工していく、最も伝統的なタイプのログハウスです。
一本一本の丸太の形や曲がりをそのまま活かして組み上げるため、自然の力強さと温かみを感じさせる、世界に一つだけの個性的な家が完成します。
ダイナミックで迫力のある外観は、まさにログハウスの王道と言えるでしょう。
ただし、職人の高度な技術が必要とされるため、工期は長く、費用もマシンカットに比べて高額になる傾向があります。
手間とコストをかけてでも、本物志向の、唯一無二のログハウスを建てたいという方に適しています。
また、構造の観点からは「ポストアンドビーム工法」という選択肢もあります。
これは、柱（ポスト）と梁（ビーム）で建物の骨格を組み、壁にはログ材だけでなく、漆喰や板壁など他の素材を自由に組み合わせることができる工法です。
ログハウスの雰囲気を取り入れつつ、間取りの自由度を高めたい、あるいはデザインに変化を持たせたいという場合に採用されます。
まずは、様々なメーカーのカタログを取り寄せたり、モデルハウスを見学したりして、それぞれの特徴を実際に体感してみることをお勧めします。
自分の目で見て、触れて、木の香りを感じることで、理想のログハウスのイメージがより具体的になっていくはずです。
憧れの薪ストーブがある生活の魅力
ログハウスに住みたいと考える人の中には、暖炉や薪ストーブのある暮らしに強い憧れを抱いている方も多いでしょう。
揺らめく炎を眺めながら過ごす冬の夜は、何にも代えがたい豊かな時間です。
薪ストーブは、単なる暖房器具以上の価値をログハウスの暮らしにもたらしてくれます。
最大の魅力は、その圧倒的な暖かさです。
薪ストーブが発する熱は、遠赤外線効果により体の芯までじんわりと温めてくれます。
エアコンの温風のように空気が乾燥したり、肌がカサカサしたりすることがなく、自然で快適な暖かさが部屋全体に広がります。
断熱性の高いログハウスと組み合わせることで、一度暖まるとその熱がログ壁に蓄えられ、火が消えた後も長時間暖かさが持続します。
また、薪ストーブは暖房だけでなく、調理器具としても活躍します。
ストーブの上で煮込み料理を作ったり、ケトルでお湯を沸かしたり、炉内を使ってピザや焼き芋を焼いたりと、様々な料理を楽しむことができます。
電気やガスが止まってしまう災害時にも、暖を取り、調理ができる熱源として非常に心強い存在となるでしょう。
忙しい日常の中で、静かに炎を見つめる時間は、心を落ち着かせ、深い癒やしを与えてくれます。
家族が自然と薪ストーブの周りに集まり、会話が生まれるなど、コミュニケーションの中心となる場にもなり得ます。
一方で、薪ストーブのある生活には、手間が伴うことも理解しておく必要があります。
まず、燃料となる薪の確保です。
購入するとなるとそれなりの費用がかかりますし、自分で原木を手に入れて薪割りから行う場合は、多くの労力と時間、そして薪を乾燥させるための保管場所が必要になります。
日々の運用においても、着火や火力の調整、灰の処理といった作業が欠かせません。
そして、最も重要なのが安全性です。
煙突の定期的な掃除を怠ると、煙突内に溜まった煤（すす）やタールに引火して「煙道火災」を引き起こす危険性があります。
年に一度は専門業者による煙突掃除とメンテナンスを行うことが強く推奨されます。
こうした手間や注意点はありますが、それを上回る魅力と豊かさが薪ストーブのある暮らしにはあります。
火を扱うという、人間が古来から行ってきた営みを通じて、自然とのつながりを感じられるのも醍醐味の一つです。
セルフビルドやDIYで家づくりに参加
ログハウスに住みたいという思いが強い人ほど、自分の手で家づくりに参加したいという気持ちが芽生えることがあります。
ログハウスは、他の工法に比べて施主が建築に参加しやすいという特徴があり、「セルフビルド」や「DIY」が比較的現実的な選択肢となります。
セルフビルドとは、基礎工事からログの組み立て、屋根工事、内装仕上げまで、建築の全工程を自分自身（あるいは仲間と協力して）で行うことを指します。
最大のメリットは、建築工事費を大幅に削減できる点です。
数百万円単位でのコストダウンも可能であり、予算に限りがあるけれど理想のログハウスを諦めたくないという方にとっては大きな魅力となるでしょう。
また、何もない土地に自分の手で家を建て上げていく過程は、困難も多いですが、完成した時の達成感や満足感は計り知れません。
家に対する愛着も格別なものになるはずです。
しかし、セルフビルドには相応の覚悟が必要です。
建築に関する知識や技術はもちろん、長期間にわたる体力と時間、そして何よりも強い意志が求められます。
週末だけの作業では、完成までに数年を要することも珍しくありません。
また、工具の準備や、電気・水道工事など資格が必要な作業は専門業者に依頼する必要があるなど、事前の計画が非常に重要になります。
そこまでの自信はないけれど、家づくりに関わりたいという方には、「ハーフビルド」という方法があります。
これは、建物の安全性に関わる基礎工事やログ組み、屋根工事といった専門的な工程はプロの業者に任せ、内装の壁塗りや床貼り、設備の取り付け、外壁の塗装など、比較的難易度の低い部分を自分で行うというスタイルです。
多くのログハウスメーカーでは、セルフビルドやハーフビルドを希望する施主をサポートするプランを用意しています。
技術的な指導を行ったり、必要な工具をレンタルしてくれたりするメーカーもあるため、積極的に相談してみると良いでしょう。
DIYで参加できる部分は多岐にわたります。
- 内壁・天井の塗装
- 無垢材の床へのワックスがけ
- キッチンや洗面台の組み立て・設置
- 照明器具やカーテンレールの取り付け
- ウッドデッキやフェンスの製作
たとえ小さな部分でも、自分の手で仕上げた箇所は特別な思い出となり、家への愛着をより一層深めてくれます。
セルフビルドやDIYは、単なるコスト削減の手段ではなく、ログハウスでの暮らしをより豊かにするための素晴らしい体験なのです。
自然素材がもたらす健康的な暮らし
現代社会において、化学物質に囲まれた生活が健康に与える影響を懸念する声が高まっています。
ログハウスに住みたいと考える理由の一つに、自然素材に囲まれた健康的な暮らしへの期待があるのではないでしょうか。
ログハウスは、その期待に応える多くの要素を持っています。
家の大部分を構成する無垢の木材は、まさに「生きた素材」です。
最大の健康効果として挙げられるのが、優れた調湿機能です。
木は、伐採されて建材になった後も呼吸を続けており、室内の湿度が高い時には空気中の水分を吸収し、乾燥している時には内部の水分を放出します。
この天然の加湿・除湿機能により、室内は一年を通して人間が快適だと感じる湿度（40%～60%）に保たれやすくなります。
適切な湿度は、ウイルスの活動を抑制し、風邪やインフルエンザにかかりにくい環境を作ると言われています。
また、喘息やアトピー性皮膚炎といったアレルギー疾患の原因となるカビやダニの繁殖も防ぐ効果が期待できるのです。
木材から発散される「フィトンチッド」という香り成分も、私たちの心身に良い影響を与えてくれます。
フィトンチッドには、人の自律神経に作用して血圧を下げ、脈拍を安定させるなど、心身をリラックスさせる効果があることが科学的にも証明されています。
ログハウスの中にいるだけで、まるで森林浴をしているかのような癒やし効果を得ることができるのです。
この香りは、消臭効果や抗菌・防虫効果も持っており、室内をクリーンな状態に保つのに役立ちます。
さらに、木材は視覚的、触覚的にも優れた素材です。
木目は、光の紫外線を吸収し、目に優しい光だけを反射するため、目の疲れを和らげます。
無垢材の床は、適度な弾力性があり、歩行時の衝撃を吸収してくれるため、足腰への負担が少ないという利点もあります。
一般的な住宅で使われることの多い合板フローリングやビニールクロスには、接着剤や化学薬品に含まれるホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物（VOC）が含まれている場合があります。
自然素材をふんだんに使ったログハウスは、まさに究極の健康住宅と言えるかもしれません。
子供からお年寄りまで、家族全員が安心して健やかに暮らせる環境は、何物にも代えがたい財産となるでしょう。
理想のログハウスに住みたいを実現する
これまで、ログハウスに住みたいという夢を叶えるために必要な知識や具体的な方法について、多角的に解説してきました。
メリットとデメリット、費用、メンテナンス、そして様々な暮らしのスタイル。
これらの情報を踏まえ、最後に理想のログハウス生活を実現するための総まとめをします。
ログハウスでの暮らしは、木の温もりと香りに包まれ、心身ともに健康で、自然との一体感を日々感じられるという、他では得られない大きな魅力を持っています。
しかし、その魅力を最大限に享受するためには、メンテナンスの手間やセトリングといった、ログハウス特有の性質を正しく理解し、それと上手に付き合っていく覚悟が必要です。
憧れだけで突っ走るのではなく、現実的な側面もしっかりと見つめ、長期的な視点でライフプランと資金計画を立てることが、後悔しないための最も重要なポイントです。
そして、理想の家づくりを成功させるためには、信頼できるパートナー、つまり経験豊富で親身になって相談に乗ってくれるログハウスメーカーや工務店を見つけることが不可欠です。
自分の理想とする暮らしのイメージを明確に伝え、専門家のアドバイスに耳を傾けながら、二人三脚で計画を進めていきましょう。
この記事で得た知識が、あなたの「ログハウスに住みたい」という夢を、具体的な計画へとステップアップさせる一助となれば幸いです。
本日のまとめ
- ログハウスは心身を癒す健康効果が期待できる
- 優れた調湿機能で一年中快適な室内環境を保つ
- 高い断熱性により夏涼しく冬暖かい省エネ生活
- デメリットは定期的な外壁塗装などのメンテナンス
- ログ材の収縮（セトリング）への対策が必要
- 坪単価の相場は60万円から100万円以上が目安
- マシンカットとハンドカットで価格や特徴が異なる
- 耐震性はログ組工法により非常に高いレベル
- ログ材同士が揺れのエネルギーを吸収し倒壊を防ぐ
- 理想の暮らしに合うログハウスの種類を選ぶことが重要
- 薪ストーブは暖房以上の価値と豊かさをもたらす
- 薪の確保や煙突掃除など手間も理解しておく
- セルフビルドやDIYでコスト削減と家づくりの喜び
- 自然素材に囲まれた健康的な暮らしが実現できる
- 理想のログハウスに住みたい夢は計画的に実現可能
| 【PR】マイホームを考え始めたあなたへ。 「何から始めたらいいの？」「たくさんの会社を回る時間がない…」そんなお悩み、ありませんか？ 「タウンライフ家づくり」なら、家にいながらたった3分で、複数の優良住宅会社にオリジナルの「家づくり計画書」を無料で一括依頼できます。 あなたのために作られた「間取りプラン」や「資金計画」「注文住宅費用」などをじっくり比較できるので、理想の家づくりへの第一歩が、驚くほど簡単になります。厳しい基準をクリアした全国1,000社以上、大手ハウスメーカー３６社以上の信頼できる会社が、あなたの夢をサポートします。 |
参考サイト
〈体験談〉ログハウスに住んでみて…構想８年！ コロナ禍でのスローライフを楽しむ – ホームズ
ログハウスに住むのは大変なのか？別荘や田舎暮らし生活におけるデメリットやメリットとは
【ログハウスのデメリットとは】ログハウス「風」の家の特徴も解説 快適に木の家に住む | 千葉県我孫子市で注文住宅,平屋を建てる工務店なら日建ホーム
ログハウスに暮らす人はどんなイメージ！？ – 北海道のログハウスなら
ログハウスのメリットとデメリット | ミコちゃんの夢のマイホーム計画
コメント